【不動産鑑定士と中小企業診断士のダブルライセンス】現役鑑定士がインタビュー/勉強方法や目指したキッカケについてお話いただきました!

この度、不動産鑑定士・中小企業診断士の方に「勉強方法や目指したキッカケ」について、ご質問をさせていただきました。
この動画がダブルライセンスを目指す方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約3,200字ありますので、約7分(500文字1分で計算)で読み終えます。

それではどうぞ!(^o^)/~~~

時間がない方へ(書き起こし内容)

今回の動画は対談動画、5弾目の動画になります。

ご出演していただいたのは、大手デベロッパーに勤務されている鑑定士と中小企業診断士をお持ちの方です。

今回は会社員の方にご出演頂きましたので、顔や声は編集しています。

こちらの方も社会人受験生で合格されましたので、社会人受験生の方は是非参考にして欲しいですし、企業内鑑定士の役割についても併せて押さえてもらえたらと思います。

動画の内容としては、1本目が鑑定士を目指した経緯や勉強方法、2本目が中小企業診断士との親和性、3本目が企業内鑑定士の役割と鑑定士の将来性になります。

とても面白い動画ですので、是非最後までご覧ください。

ではどうぞ!


丸山:本日はよろしくお願いいたします。

x氏:はい、よろしくお願いいたします。

丸山:簡単なご経歴を教えてもらえますか。

x氏:大学を2012年に卒業しまして、そこから鉄道会社に入り、不動産の開発や駅前の再開発を4年間やらせていただいて、その後鑑定会社へ2年間出向し、でまた帰ってきて、今は土地区画整理事業の実務がメイン業務となります。

丸山:鑑定士を取った年は何年ですか?

x氏:試験合格年は2015年です。その時が社会人4年目でした。

丸山:今おいくつですか?

x氏:31歳になります。

丸山:社会人受験生と伺っていますが、勉強期間は何年ですか?

x氏:私の場合は2年半かかりました。

丸山:鑑定士の勉強を始めたきっかけは何だったんですか?

x氏:自分に武器が欲しかったというのがきっかけです。最初に配属された部署が、開発っていうと聞こえはいいんですけど、皆さんが思うような開発ではなく、地面に造成工事をするために許可をもらうことを開発許可って言いますが、これがメイン業務でした。
それで土地が出来上がったら建築部隊に引き渡して、販売会社が売るっていう形だったので、業務の一部しか携われず、それ以外の視点のスキルが欲しいなと思いました。さらに開発の実務をやりつつ理論の部分で不動産を押さえたら、非常に稀有な人材になれるのかなというところがあって、鑑定士を目指しました。

丸山:社会人受験生で勉強スタートだと、なかなか勉強時間が取れなかったと思いますが、平日土日の勉強時間を教えて貰えますか?

x氏:論文直前期の半年間は、平日6~7時間、休日は12~13時間くらいしていました。それ以外の時期は2~3時間くらいですね。
まとめて6~7時間取るのは無理なので、朝1~1.5時間、昼30分、夜4~5時間、と分割してやっていたのと、仕事上外出が多かったので、移動中は基準を暗記したりということをしていました。
なので、実質はもう少し時間が取れたのかな、というところもあって受かったと思います。

丸山:では各科目の勉強方法を簡単に伺ってもいいですか?

x氏:全部共通しているんですけど、基本的にはある程度理解するところから、まず初めました。
で、その後に理解して暗記、でまた理解して暗記、この繰り返しで、勉強していたことが大枠の流れです。
鑑定理論についてはTACの答練を解きまくりました。過去問も少しは解きましたが、傾向が変わっていたので答練が中心になったかなと。
演習については、毎朝解くようにしました。毎朝の1時間というのは演習の時間だったんですね。そこで意識していたのは、計算だけやって、30~1時間で終わるようにしていたんです。これを毎朝眠気覚ましにしていました。

丸山:鑑定論の答練を解いていたとありましたが、これは答案構成をしていたということでよろしいですか?

x氏:そうですね。書くことは実際殆どしていなかったですね。基本は答案構成だけをやって、一日大問で4~8問くらいの間をやって、あとは基準の暗記をしていました。

丸山:基準の暗記は一日何時間位費やしていましたか?

x氏:直前期は2~3時間くらい使っていました。ただ、これは意味があったか分かりませんが、TACのテキストの基準とその解説の両方を章ごとにレコーダーに入れて、それを普段歩いている時や寝てる時に聞いていました。
正直意味なかったかもしれませんが(笑)
でも試験の1週間前とかは、目を瞑ると基準が聞こえてきましたね(笑)

丸山:wwwwwwwwww

x氏:目を瞑ると基準が聞こえてくるんですよ(笑) 自分の声が(笑)

丸山:そのフレーズいいですねwww 普通目を瞑ると文字が浮かび上がるとかだと思うんですけど、聞こえてくるんですよね?www

x氏:聞こえてくるんですよ。そうなんです(笑) テキストのイメージがあるので、多少は文字も浮かび上がるんですけど、それをなぞる感じで聞こえてくるんです(笑)

丸山:wwwwww

x氏:鑑定理論はそんな感じでした。経済、民法、会計も答練ばかりで過去問は一切解いてないですね。働きながらで時間がなかったので、そこは捨てました。

丸山:アウトプット中心の勉強だったってことですね。

x氏:そうですね。鑑定理論もそうでしたし、民法もある程度答案構成をやると思いますが、答案構成をした後に書くのは時間がかかるので、声に出して言っていました。
声に出して言えなかったら、まだ暗記が弱いし…みたいなところでやると、たいぶ時間が短縮されるんですよね。

丸山:私も基準の暗記では同じようなことをしていました。その時、ただ音読するんではなく、何も見ない状態で声に出すんですよね。

x氏:そうそう、そうですね。

丸山:では、答練中心の勉強で合格されたということですね。

x氏:そうですね。私理系で暗記が苦手なんですよ。ですけど、会社の先輩で理系で働きながら受かった人がいたので、その成功体験を見ていなかったら難しかったかもしれません。

丸山:ちなみに直前期は残業などなかったですか?

x氏:残業は少ない方で、7~8時くらいには終わっていたので、そこは助かったという感じです。

丸山:では最後に社会人受験生、特に20代の社会人受験生に向けて心構えをもらえますか。

x氏:心構えですか…マインドセットとしては、鑑定士落ちたら一生負け犬だって思うことですね。

丸山:wwwwww

x氏:っていう気持ち受けた方が良いと思います。それ位の気持ちがないと絶対に受かりません。僕は本当に苦しかったんですよ。もう直前の1ヵ月とかだったら、6キロ瘦せましたからね。苦しすぎて食事出来なかったんです。
この試験はそれくらいやっていかないと多分勝てないですし、他の人もそういう気持ちで受けているので、そこに勝とうと思うと、それくらいじゃないと無理だと思います。

丸山:最後は気持ちですよね。

x氏:そうですね、気持ちの部分で合否が変わってくると思いますので。

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。(次回へ続く)


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