【不動産鑑定士と中小企業診断士のダブルライセンス】現役鑑定士がインタビュー/両者のメリットや独立後のイメージを解説!

この度、不動産鑑定士・中小企業診断士の方に「両者のメリットや独立後のイメージ」について、ご質問をさせていただきました。
この動画がダブルライセンスを目指す方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約2,500字ありますので、約5分(500文字1分で計算)で読み終えます。

それではどうぞ!(^o^)/~~~

時間がない方へ(書き起こし内容)

今回は2本目の動画ですね。2本目の動画は「鑑定士と診断士との親和性」について伺いました。

あとは「どちらの資格がオススメですか?」といったことも聞いております。

ではどうぞ!


丸山:もう一つ資格をお持ちですよね?

x氏:はい、中小企業診断士の資格を持っています。

丸山:目指したキッカケは何だったんですか?

x氏:まず、中小企業診断士の勉強をしていた時は鑑定会社へ行った時なんですけど、お客さんの鑑定評価のニーズが、結局経営戦略的な位置づけでの鑑定評価だったんですね。
単純に物件を買いたいからこの価格を知りたい、という訳ではなく、例えばよく言う「オフバラ」とか、色々な経営戦略の一環での鑑定評価というところを見てきて、だったら大元の経営のことも勉強しないとお客さんの気持ちというか、良い提案出来なんじゃないかなって言うのが大きなきっかけで、経営と言ったら安直ですけど、中小企業診断士を目指すきっかけになりました。

丸山:あの資格も合格率低いですよね?

x氏:ただ、母数は多いので合格率でいくと低いかもしれませんが、難易度でいくと鑑定士の方が難しいですね。

丸山:診断士は一日どのくらい勉強して、何年で受かったんですか?

x氏:診断士は1日4~5時間、休みの日は10数時間やって、7ヵ月で合格しました。

丸山:えっ!?!?!?!?!?!? そんな短いんですか?

x氏:そうですね。

丸山:wwwwwwww 平均受験年数ってどのくらいなんですかね?

x氏:どうですかね…2~3年くらいじゃないですか?

丸山:wwwwwwww 1年でも早い方ですよね。

x氏:でも診断士は非常に暗記が少ないんですよ。で、私は暗記よりも理解派なので、結構相性が良かったというのが大きいです。

丸山:でも凄いですねwww で、2つ取って、鑑定士の方が難しかったですか?

x氏:断然難しかったですね。イメージ、鑑定士が10とすれば、診断士は7~8くらいです。

丸山:では、2つの資格のメリットだったり、独立を考えたイメージとかを話してもらえますか。

x氏:まず相性の良さでいくと、相性はいい方だと思います。と言うのが、経営者の方って様々な相談を鑑定士にしようってならないと思うんですね。大体、税理士か会計士に相談すると思いますが、私の知り合いの会計士で事業再生といいますか、補助金を使った経営支援のメニューがありまして、それに会計士の方と一緒に仕事をさせていただいた経験があります。
そのなかで、この不動産は?って話が出てくるときに会計士では対応できないので、鑑定士のスキルが生きてきます。会社って殆ど不動産を保有しているので、そこで「不動産についても知っていますよ」ってなったら、鑑定士が生きてくるので、入口は診断士で入って、出口鑑定士、みたいな使い方が出来ます。
なので、相性はいいのかなと思っています。

丸山:なるほど…。では両者の資格の親和性は高そうですね。

x氏:高いと思います。しかもこのダブルライセンスは少ないと思いますので、差別化になるのかなって気はします。

丸山:非常に参考になりましたし、知的好奇心が満ちたという意味で面白かったです。

x氏:本当ですか? ありがとうございます。

丸山:やはり持っている人の話じゃないと血が通ってないですね。

x氏:収入に関しては、正直分からないというのが回答なんですが、鑑定士で独立されている方は総じて安定しているのかなと思います。
で、診断士の方というのは、本当に腕次第な感じがします。鑑定士よりも腕次第って気がしますね。
というのが、弁護士、税理士、会計士っていうのは、経営者の範疇外なので、「先生」って言いながら、話を聞くんですよ。
ただ診断士ってその社長が死ぬ気で集中した事業に対してアドバイスをする仕事なので、経営者からしたら「俺の方が知っているぞ」ってなるんですよ。
で、提案を受け入れてもらえるかどうかは、資格に関係なく、その人のパーソナルな部分になる気がするので、独立後のハードルは鑑定士以上に高くなる気はします。

丸山:なるほど、ではもし独立するとしたら、入口診断士、出口鑑定士、というような方法になると思いますが、その場合の営業先としては、事業再生系の会社が営業先ですか?

x氏:そうですね。あとは銀行ですかね。銀行の融資先が困っているとなると大体不動産の処分という話が出てくるので、そうすると鑑定評価の併せ技が使えるので、営業先としては有力です。

丸山:では最後にそれぞれの資格のうち、大学生とかがどちらかの資格を取ろうとか、他にも資格を取って人生変えようとか、そう思っている人がいた場合、どちらを薦めますか?

x氏:私は鑑定士ですね。理由は、当然難易度もそうですが、診断士は繋がりがサラリーマンになってしまうんですよ。でも鑑定士って他の弁護士や会計士といった士業と繋がるチャンスが診断士より多いと思います。そこに繋がると仕事の幅も広がりますし、入る情報も変わってくるので、鑑定士を推しますね。

丸山:お気遣いいただきありがとうございますwww

x氏:いえいえ、丸山さんも鑑定士ですからねwww

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。(次回へ続く)


⬇︎⬇︎⬇︎司法書士とのダブルライセンスはこちら⬇︎⬇︎⬇︎

【不動産鑑定士】 133/鑑定士×司法書士(平子先生)〈1/3〉/どっちがオススメ?


丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

鑑定評価の必要性がございましたら、お気軽にご相談ください。

メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp

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