【企業内の不動産鑑定士】現役鑑定士がインタビュー/企業内鑑定士の役割や将来性を解説!

この度、事業会社に勤務されている不動産鑑定士の方に「企業内鑑定士の役割や鑑定士の将来性」について、ご質問をさせていただきました。
この内容が事業会社に勤務されている方で、これから鑑定士を目指す方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約2,000字ありますので、約4分(500文字1分で計算)で読み終えます。

それではどうぞ!(^o^)/~~~ 

今回が最後の動画になります。

今回は企業内鑑定士の役割や鑑定士の将来性についてお話を伺いました。

では、どうぞ!


x氏:開発というか、実務をやっている立場からいくと、理論と実務の両方が頭にあるので、鑑定士の資格は鑑定評価をやらなくても仕事に生きると思うんですよね。

丸山:なるほど。

x氏:会社の中で鑑定士って非常に少ないと思いますし、両方知っていたら非常に貴重な人材になれると思います。
開発しながらも、コストや利益を頭の中でイメージしながらやることが出来るので、デベロッパーに行きたい人も鑑定士を目指す価値は凄いあると思います。

丸山:知識がなくて恥ずかしいですが、今後CREとかが注目されているので、そこで鑑定士の知識が生きるとは思っていますね。

x氏:そうですね。

丸山:実際、会社で鑑定士って何人いるんですか?

x氏:社内では私一人です。

丸山:それは、稀少性が高いですね。

x氏:社内では鑑定評価を知りたいってことはないですが、みんなが持っていないので、そこで色々な話ができることは有利ですし、知っていて損はないですね。
あとは経理との連携依頼がきたりします。

丸山:経理…???

x氏:減損とか。

丸山:なるほど!!!!

x氏:固定資産の評価の時に、ザックリこの位になりそうかなって相談があったりとか、最終的には第三者に依頼する必要がありますが、第三者の鑑定士と経理がやり取りをしている中で絶対に通じない言葉が出てくるんですよ。
そこを橋渡しすることができるのは、企業内にいる鑑定士の大きな役割かなと。逆に会計士から監査で「こんな質問がきたんだけど」っていう話がきたときに、外部には相談しにくくても、内部だったら相談しやすいとかもあるので、そういった監査対策にも役立つことがあります。

丸山:確かに経理の人との連携っていうのは大きそうですね。

x氏:大きいと思いますね。

丸山:今回企業内鑑定士の方って初めて出て頂いたんですが、まさか、そんな場面が出てくると思わなかったので、とても参考になりました。

x氏:鑑定士としては売上に直結しにくい立ち回りではあるんですけど、重要な役割は担っています。

丸山:これも面白かったです。とても貴重なお話でした。

x氏:お役に立てて、良かったです。私が鑑定士受験生に伝えたい注意点は、天狗にならない方がいいということですね。

丸山:wwwwww どいうゆうことですか?

x氏:結構あるあるだと思うんですけど、士業の人って天狗になりがちの人っているじゃないですか。企業内にて「俺はこれだけ持っているんだ」みたいな人は絶対にいるんですよ。そういう人は独立していないから、そもそもそんな態度になってしまいますが、企業内でそんなことやってると、仕事を頼みたくないんですよね。
そうなってくると企業内鑑定士といえども、その人はその価値を出せないと思いますね。

丸山:そこは組織にいる以上、自分の立場を理解して立ち振る舞う必要がありそうですね。

x氏:そうですね。大事だと思います。

丸山:では最後に鑑定士の将来性について、どのようにお考えですか?

x氏:将来性はあると思います。なぜかというとAIによる代替性ってあると思うんですけど、AIって統計学的な話が得意だと思うんですけど、色々な事情に応じた評価のストーリーだったりとか、それを出した結論に対して、如何に分かりやすく説明するかっていうところは鑑定士しか出来ないと思うんですね。
なので、価格を出すことに価値があるのではなく、お客さんに対して分かりやすく説明をして、そして事業を進められるか、というところに価値があると思うので、「鑑定士は将来性がある」というのが、私の考えです。

丸山:いやー…ありがとうございます。大変貴重なお話をしていただきありがとうございました。本当に助かりました。

x氏:こちらこそ、有難うございました。

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。


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