この度、四大監査法人系列の会社に勤務されている不動産鑑定士の方に「仕事内容、転職事情」について、お話しいただきました。
鑑定士の方で同社への転職を考えている方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約2,300字ありますので、約4分(500文字1分で計算)で読み終えます。
それではどうぞ!(^o^)/~~~
時間がない方へ(書き起こし内容)
今回の動画は対談動画の8弾目となりまして、監査法人に勤めている鑑定士の方にご出演いただきました。
監査法人に勤めていると言いましたが、厳密にいえば、そのグループ会社になります。ただこれは、監査法人によって本体で働くのか、そのグループ会社で働くのか、という違いでしたので、今回は一括りに「監査法人で働いている鑑定士の人」と定義をします。
お話いただいたことは仕事内容や入社にあたっての条件、給与水準などを聞いております。
特に今回の動画は、鑑定士になった後のキャリアアップにはこういう世界もある、と思いながら動画を見て欲しいですし、正直、給与も鑑定士の2~3倍は狙えます。
今回の動画は2本構成になっていまして、1本目の動画は仕事内容や入社条件です。2本目の動画は仕事内容や給与水準ということを聞いております。
今回も非常に面白い動画になっていますので、是非最後までご覧ください。
では、どうぞ!
丸山:今日はよろしくお願いします。
X氏:はい、よろしくお願いいたします。
丸山:では○○さんのご経歴からお伺いできますか。
X氏:大学卒業後は大手通信会社に入りまして、その後M&A会社に行ったり、自身で起業したりしましたが、不動産鑑定士の勉強を始めまして、大手鑑定会社に入社しました。そこで5年間実務経験を積んで、今の会社(四大監査法人系列のファイナンシャルアドバイザリーサービス会社)に入社し、2年弱働いています。
丸山:仕事内容をお伺いできますか。
X氏:大きな業務で言えば、企業が取得した鑑定評価書のレビューが多いです。監査に絡み、要注意なものや重要性が高い評価書のレビューが多く、ここ最近ではコロナの影響でホテルの売上がガタガタになっていますので、事業用不動産が多いですね。
大手の鑑定会社が発行した評価書であれば、特に問題はありませんが、個人事務所や地方会社の評価書は目を光らせると言いますか、適用している手法は正しいのか、であったり、各査定項目は正しいのか、というところの妥当性には注意を払います。
この評価書大丈夫?っていうのは、小規模や個人業者の評価書が多いですね(笑)
丸山:事業用不動産でホテル以外にも見ているアセットはあるんですか?
X氏:コロナになる前は、会計上、減損対象になるようなアセットが多いです。具体的には売上が低いロードサイド店舗であったり、地方の工場が多いですね。それ以外では同族間売買の評価やM&Aをするときの取得原価計算が適切かどうか、とかですね。
丸山:業務としてはレビューが中心と考えて問題ないですか?
X氏:そうですね、部署が二つあって、レビュー中心の部署は7割その仕事ですね。
丸山:会社内に鑑定士の数は何人いるんですか?
X氏:所謂BIG4と呼ばれる、あずさ、トーマツ、PWCあらた、EY新日本の各監査法人によってバラバラですけど、どの監査法人も10人はいないと思いますよ。
丸山:そんなに少ないんですね。じゃあ今○○さんが勤めている会社では10人以下ですか?
X氏:そのくらいです、レビュー業務中心の人は全体の7割くらいですね。鑑定士自体は少ないはずです。
丸山:ちなみに鑑定士が監査法人に転職をする場合は、大手鑑定会社にいないと難しいですか?
X氏:昔はそうでしたが、いまではだいぶ裾野を広げています。コロナによって監査上見ないといけいない評価書が増えたこともあり、かなり繁忙になっています。なので、各社、鑑定士を増やそうとしている傾向にはあります。
丸山:年齢や条件はありますか?
X氏:基本は30代までって感じですが、それも先ほど述べた通り、裾野を広げているので、条件としては緩和されつつあると思います。
丸山:繁忙状況としては、時期によって忙しいですか?
X氏:監査法人の繁忙期に連動します。12月~5月初旬が忙しいですね。
丸山:今はその真っ最中だと思いますが、就業は何時で、残業は何時間ありますか?
X氏:1日の労働時間は7時間になっていて、一ヶ月の総労働時間は250時間いかないくらいです。なので、22日稼働で1日7時間とすると、月150時間くらいなので、残業で80時間くらいですね。
ただそれも、繁忙期の全てがそうなるかと言うとそんなことはなくて、多くても2~3ヵ月くらいですね。それ以外はそこまで忙しくないですよ。
丸山:では次はレビュー以外の業務についてお話ください(次へ)
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。(次回へ続く)
⬇︎⬇︎⬇︎大手鑑定会社の動画はこちらです⬇︎⬇︎⬇︎
丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。
県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
鑑定評価の必要性がございましたら、お気軽にご相談ください。
メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp
電話の場合:090-9300-9694
※不動産鑑定士がどんな資格かな?と気になった方は費用が安いLECがオススメなので、資料請求だけでもしてみてください(特に大学生は就活に役立ちます)
コメントを残す