【大和不動産鑑定へのインタビュー】大和不動産鑑定の国際事業部を紹介

丸山「不動産鑑定士の丸山です。今日の動画は、大和の先輩にあたる長與さんに国際事業部についてお話しを伺いたいと思います。宜しくお願いします。」

長與「宜しくお願いします。」

丸山「ご経歴は?」

長與「高校卒業後、海外のホテル学校を卒業。帰国後は仲介会社を経て、論文式試験合格後、大和不動産会社に入社。現在、入社14年。」

丸山「国際事業部の活動内容について教えてください。」

長與「外国投資家が日本の不動産を購入する時に、日本の不動産について英語や中国語で鑑定評価書を作成する業務です。もう一つは、日本の企業が海外に行く時に海外の不動産について鑑定評価をする業務をしています。」

丸山「海外投資家の国籍は、どこが多いですか?」

長與「色々な国がありますが、最近は中華系、チャイナマネーが強いので中国、台湾が多い。前に比べて米国、イギリスも入ってきていますね。」

丸山「日本の会社から海外に鑑定を取る際、どのような業種ですか?」

長與「会計目的の評価や、現地に行く際の鑑定評価など色々なフェーズで専門サービスが求められますが、会計目的であれば、事業系の会社。例えば、製造業。インドネシアに工場を持っていて、コロナの時期もあったので、監査法人から「鑑定評価を取ってほしい」と。コロナ後、しばらく落ち着いていますが、日系のデべ。日本の国内マーケットが長い目で見ると人口減とかありますので、今のうちに海外に出ていこうという所で日本の色々なデベロッパーや不動産会社が現地で(物件を)取得したりなどあります。」

丸山「製造業、不動産会社が依頼者になるケースが多いんですね。」

長與「そうですね。」

丸山「では、次に。国際事業部に所属するメリットは?」

長與「あんまり…ないですね(笑)」

丸山「ない理由は(笑)」

長與「いやいや(笑)ずっと自分は国際系の仕事がしたいというのがありましたので、自分が勉強していたことが活かせるのは仕事にやりがいを感じます。仕事を通じて外国人のお客様や現地の鑑定士と交流が出来ること。あとは、海外不動産では外国に現地実査で出張できるので、仕事を通じて色々な国に出張出来るのは楽しいと思いますね。」

丸山「過去、仕事でどこの国へ行きましたか?」

長與「色々な国に行きましたが…弊社の場合、国の担当制はあまり決まっていませんが、案件に応じて行っています。中国、台湾を始めとする東アジア。ベトナム、インドネシア、タイという東南アジア。米国、フランス、欧州と色々な所に行かせていただいております。」

丸山「日本の法律と海外の法律、不動産事情で記憶に残っていることはありますか?」

長與「日本と海外では、風習や建築様式、国の主義(社会主義、資本主義)に応じて土地に関する制度、法律が違います。例えば、ベトナムや中国の社会主義ですと、土地は国全体で所有するものという考え。日本と違って、土地の使用権(所有)はできない。日本は、地震や木造建築が多かったので基本的に建物は古くなって取り壊され、新しいものを建てるという土地と建物が分離した考え。欧州などは地震がなく気候柄、石造りの建築物がずっと長くからあるので、土地の上に建物が付いてそれは分離しない考えである。そういった違いに応じて、日本の鑑定士が考えるところと、現地の鑑定士が採用する手法の考え方も変わってくるのでなかなか興味深い所があります。」

丸山「中国、ベトナムでは基本借地権が多いですか?」

長與「土地の使用権と言いますね。」

丸山「借地権とはまた違うんですね。」

長與「その国で考えられている建物の平均寿命に応じて、住宅であれば50年とか年数で設けています。」

丸山「国によって建物、法律の考え方がだいぶ違うんですね。」

長與「そうですね、不動産の制度や権利内容は長い年月を踏まえた上で、今の状況というのが歴史のダイナミックさを感じますね。」

丸山「ベトナムやアメリカの土地を評価する際、書式は大和鑑定の書式で発行しますか?」

長與「色々あります。現地の評価書が主体となって評価する場合で、我々が現地の評価書に対して検証レポートに翻訳書を付ける場合もありますし。日本鑑定士が主体となってほしいというクライアントのニーズもあるので、依頼者の求める内容に応じてどのような成果物が良いかご提案させていただいている状況です。」

丸山「必ずしも大和の書式を英文化したものを出すのではなくて、状況に応じて現地の鑑定を軸に作成するという事ですね。」

長與「そうですね。」

丸山「最後の質問ですが、国際事業部で英語は必要ですか?」

長與「上司は必要ないと言う事もありますが、必要ですね。現地の資料は外国語で書かれていますし、日本の鑑定評価であっても英文で作成することがあるので。すごく得意である必要はないと思いますが、最低読み書きは出来ないとという所はあるかもしれないですね。」

丸山「因みに、TOEICは何点ですか?」

長與「一番高いので、965点」

丸山「満点が990点ですか?」

長與「そうですね。」

丸山「ほぼ満点近いですね!日本語以外に何か国語話せますか?」

長與「(英語と)中国語、少しフランス語。」

丸山「4か国語ですね。」

長與「はい、全部中途半端にね(笑)」

丸山「さすがですよね。大和の国際事業部に入ったら上司(先輩)は長與さんになりますか?」

長與「はい。」

丸山「今の若い人は、海外で働きたい人が多いので。海外の仕事がしたいを言って目を向けている人が多いです。そのような人は、是非大和鑑定に入っていただいて長與さんの下でお仕事をしてもらえたらと思います。以上が今回の動画になります。長與さん、ありがとうございました。」

長與「ありがとうございました。」

―今回の動画はここまで―


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丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

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