オフィスマーケットレポート4月号(三幸エステート)

東京都心5区 大規模ビルについて

【空室率】
統計開始以来の最低値を更新 昨年来の底堅い需要を反映

空室率は22ヵ月連続で1%を下回るとともに、統計開始以来の最低値となる0.41%に低下した。現時点での空室床解消は、昨年来の交渉を経て成約に至ったケースがほとんどとみられ、過去数年にわたる底堅いオフィス需要を受けての動きが反映されている。

【募集賃料】
小幅な低下 全体的にはマーケットの動きは鈍化へ

募集賃料は前月比マイナス139円/坪の小幅な低下となった。全体的にはマーケットの動きが鈍くなりつつあり、外出を自粛する動きが広がる中、テナント誘致活動を控える傾向も広がっている。

【リーマン・ショック前後でのマーケットの変化】
空室率の上昇幅は4.95ポイント

新型コロナウイルスの影響をリーマン・ショックに例える見方もあることから、当時、オフィスマーケットに起きた変化を確認する。空室率はリーマン・ショック直前、2008年8月時点が2.14%、その21ヵ月後の2010年5月には7.09%を記録した。空室率の上昇幅は4.95ポイントに達している。

オフィスマーケットレポート4月号

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