【不動産鑑定士】 11/Jリートの今後と終焉を予測/オリンピック開催は関係ない/ホテル特化のREITはどうなる

質問がありましたので、その回答です。

Jリート、今後どうなるのか心配ですね。

時間がない方へ(書き起こし内容)

Q:今後のJリートについて、どうお考えですか?

という質問をいただいたので、この質問に回答する動画になります。

まず、Jリートの簡単な仕組みですが「不動産の会社版」とお考えください。

会社は利益を株主に分配する仕組みですが、リートはテナントから得た賃料を出資者に分配する仕組みです。

したがって、分配原資が企業が生んだ利益なのか、あるいはテナントから得た賃料なのか、という程度の違いとお考えください。

そして、下落幅が大きいリートは次の3銘柄になります。

・ジャパンホテルリート投資法人

・インヴィンシブル 投資法人

・いちごホテルリート投資法人

これらの銘柄はいずれもホテル特化型のリートという点です。

当然ながら、新型ウイルスの影響によって宿泊客が激減し、ホテルの売上が下がったため、それに連動して株価も下がったことになります。

そして、これらの株価は年明けからの水準で見ると70%近く下落しています。したがって、現在の価値は年明けから見ると30%程度の価値しかありません。

私が思うに、これらの銘柄は、

オリンピックの開催ではなく、新型ウイルスがどこで収束するのか?

ということが鍵になると考えています。

今の状況は2007年に起きたサブライムローン問題後、リーマンブラザーズが倒産した流れに非常に似ています。

当時もサブプライムローン問題が顕在化したことで世界的に株価が下がり、その煽りを受けてリーマンブラザーズが倒産しました。

今も新型ウイルスの影響で株価が下がり続けていますが、仮にこの影響でリーマンブラザーズクラスの超大手企業が倒産した場合、世界経済は一気に冷え込むことが予想されます。

この状況に陥ると今年あるいは来年にオリンピックが開催されたとしても、リート株の回復見込みは薄いと考えています。

当然ながら、そもそも不景気になれば、オリンピックを見に日本に来ないからですね・・・

逆に超大手会社が倒産しなかった場合ですが、これであれば、新型ウイルスが鎮静化すれば経済は回復しますので、それに沿ってリート株も回復することが予想されます。

さらにこの状況であれば、オリンピックが延期になったとしても、株価の回復が予測されることで投資法人は潰れることなく、耐えらえると考えます。

少し前にドイツ証券の倒産が囁かれていましたが、新型ウイルスの鎮静化が先か、それとも超大手企業の倒産が先かによって、経済は大きな局面を迎えることになります。

なので、個人的にはまだ様子を見た方がいいと考えますし、恐らくその出口が見えない今では、リート株は引き続き下がることが予想されます。

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。


⬇︎⬇︎⬇︎関連動画はこちら⬇︎⬇︎⬇︎

【不動産鑑定士】 13/破綻した投資法人/上場廃止の銘柄/リーマンショック後のJ-REIT(リート)市場について


 

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