オフィスマーケットレポート3月号(三幸エステート)

東京都心5区 大規模ビルについて

 

【空室率】
1%を下回る水準が21ヵ月連続 オフィス需要は引き続き旺盛

空室率は21ヵ月連続で1%を下回り、過去最低水準での小幅な動きが続いている。オフィス需要は旺盛で、品薄感は引き続き強い。新規募集床ではテナントが実際に退去する前に、後継テナントの目途が付くケースがほとんどとなっている。

【募集賃料】
7ヵ月連続の上昇 既存ビルでの募集条件引き上げが一段と顕著に

募集賃料は7ヵ月連続の上昇となった。需給バランスが一段と引き締まる中、既存ビルでは引き続き、募集条件を引き上げる動きが顕著に見られる。一方、高額賃料の物件では募集条件を引き下げる動きも出始めており、賃料の天井感を示す兆しの可能性がある。

【募集面積】
(既存ビル・建築中ビル) 建築中ビルの募集面積が大幅に増加

今年に入って、建築中ビルの募集面積が約8万坪増加した。背景には、26万坪超の大量供給が予想される2023年の竣工予定ビルが、着工時期を迎えたことがある。2021、2022年は新規供給が比較的少ない上、テナント誘致の目途が立っているビルも多いだけに、選択肢が豊富な2023年竣工予定ビルでの募集状況が注目される。

 

オフィスマーケットレポート3月号

 

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