オフィスマーケットレポート1月号(三幸エステート)

東京都心5区 大規模ビルについて

 

【空室率】
前月比0.09ポイントのマイナス 昨年3月以来となる0.5%台へ低下

空室率は2ヵ月連続のマイナスで、昨年3月以来となる0.5%台へ低下した。オフィス需要は引き続き旺盛で、既存ビルにおける空室床解消が進んでいる。現空面積も同様に、9ヵ月ぶりで40,000坪を下回り、品薄感が一段と高まっている。

【募集賃料】
2020年は再び20万坪超の大量供給 既存ビルでは賃料引き上げの動きが継続

募集賃料は5ヵ月連続の上昇となった。需給バランスが一段と引き締まる中、既存ビルでは募集条件を引き上げる動きが継続しており、貸手側の強気な姿勢が賃料上昇の背景となっている。

【新規供給】
建築中ビルの占める割合が4割超へ そのほとんどはテナント誘致に目途

都心5区大規模ビルの新規供給は、今年、2010年以降で3回目となる20万坪超に達する予定だ。供給量は多いものの、底堅いオフィス需要を背景に、その9割以上のスペースでテナント誘致の目途が立っているとされる。需要の強さが表れており、供給過剰を懸念する声はほとんど聞こえない。

オフィスマーケットレポート1月号

 

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