オフィスマーケットレポート2月号(三幸エステート)

東京都心5区 大規模ビルについて

 

【空室率】
3ヵ月連続で低下 統計開始以来の最低値を更新

空室率は3ヵ月連続のマイナスで0.48%に低下し、統計開始以来の最低値を更新した。先月は大規模ビルが満室で竣工したことに加え、築浅ビルを中心に空室床の解消が進み、空室率を押し下げた。底堅
い需要が続いているため、建築中ビルの内定率は高く、空室率は今後も低水準で推移する見通し。

【募集賃料】
6ヵ月連続で上昇 築年数の経過したビルでも賃料上昇が顕著に

募集賃料は前月比プラス440円/坪となり、6ヵ月連続の上昇となった。ひっ迫した需給バランスを背景に、築年数の経過したビルでも条件を引き上げる動きが顕著になっており、募集賃料は上昇傾向にある。

【成約面積】
建築中ビルの占める割合が4割超へ 既存ビルの募集物件不足が背景

成約面積に占める建築中ビルの割合が、4年連続で上昇している。2013年の8.5%、2015年の15%に対し、昨年は2010年以降で最も高い42%に達した。2023年竣工予定のビルでも、募集活動を本格化する動きが広がっており、今後は更に、建築中ビルの成約面積が増加する可能性もある。

 

オフィスマーケットレポート2月号

 

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