オフィスマーケットレポート12月号(三幸エステート)

三幸エステート株式会社は、オフィスマーケットレポート12月号を公表した。

東京都心5区 大規模ビルについて

 

【空室率】
前月比0.04ポイントのマイナス 今年5月以来となる0.6%台へ低下

空室率はマイナス0.04ポイントとなり、6ヵ月ぶりで0.6%台に低下した。先月は大規模ビルの竣工がなく、既存ビルにおける空室床の解消が、空室率を押し下げる結果となった。需要の底堅さに変わりはなく、空室率は引き続き低水準で推移するとみられる。

【募集賃料】
4ヵ月連続の上昇 10年9ヵ月ぶりとなる31,000円/坪台へ

募集賃料は前月比プラス297円/坪となり、4ヵ月連続の上昇となった。31,000円/坪台を回復するのは2009年2月以来、10年9ヵ月ぶり。空室率が0.6%台に低下する中、引き続きビルオーナー側の強気な姿勢が目立ち、募集賃料を押し上げている。

【完全失業率(労働力調査)】
ニッセイ基礎研究所は下げ止まりを予測

労働力調査(総務省)によれば、2019年10月の完全失業率は2.4%だった。2009年7月の5.5%をピークとする失業率の低下は、 就業者数を増加させ、2013年以降続くオフィス需要拡大の背景となってきた。一方で、更なる低下は見込みにくい。ニッセイ基礎研 究所の予測によれば、今後3年間は2.5%を挟んだ小幅な変化が続くとされ、失業率は下げ止まりが鮮明になる。

 

オフィスマーケットレポート12月号

 

 

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