専業生「次の質問に移らせていただいて。私自身の就職先について、考えるヒントをいただければと思うんですけども。丸山さんから見て就職先として、大和、大手3社と個人。個人と言うと本当に千差万別なので一括りにするのは難しいとは思うんですけども、その4択を考える上で先生としての印象と言いますか、鑑定士に合格して最初に勤める所として印象っていかがですか?」
丸山「大手に行けるなら行った方が良いです。理由は、鑑定の基礎を作るわけじゃないですか、入社して1年、2年で。個人だと一人の鑑定士になっちゃって、考えが1分の1になっちゃうんですけど、大手に行くと5人とか10人とかの鑑定士の人と一緒に下でやったりするので、その人その人の考えを学べるというか。A鑑定士の下で同じようにやった結果、それをB鑑定士に持って行くと、いや。俺はこういう風にはしないんだっていうケースもあるんですけど、そこの考え方が学べる部分が今になると良かったなって思いますね。」
専業生「当然、鑑定評価って絶対的な正解ってないと思うので、色んな見方を取り入れていて色んな角度から見れるっていう自分にも視野が生まれると言いますかそういった所ですかね。」
丸山「そうですね。あと、いる人のレベルが高いっていうのが大手の一番のメリットかなって思いますし、当然やる事もレベルが高い気がしますけどね。自分が今働いている事を照らし合わせると、普段の自分の業務と証券化やるってなった時のレベルの違いはありますから。あと、転職にも有利かなと思って。専業生によくありがちで自分もそうだったんですけど、独立するのが正義みたいなゴールみたいな感じになっちゃうんですよね。」
専業生「そうですよね。」
丸山「自分もあったので、しょうがないっていうか気持ちが分かるんですけど、働くと気持ち変わるんですよ、また。そこでガラっと変わるので、今は独立がゴールかもしれないんですけど、働きだして2年とか経ったら、独立じゃなくて転職でも良いかなって思うかもしれないんですよね。ってなった時に、大手にいた方が転職しやすいんですよ。」
専業生「丸山さん自身も独立じゃなくて転職を考えた事も?」
丸山「ないです、私は。理由は簡単で、通用しないと思ったからです、本当に。」
専業生「転職した先で?」
丸山「転職…大和でも通用しない人間が転職しても通用せんわって思ってたんで。だから転職せずに独立したって感じですね。」
専業生「一概に言えない所もあると思うんですけども、今までのお話を聞いてると、大和時代の方が独立後よりも業務的に結構厳しいというか…」
丸山「大和時代の方が、やっぱり厳しいっていうのはありますね。色んな意味で縛られていないんですよね、開業後は。だからこそ働きやすいっていうのはありますね。今って、完全に自分のペースで出来るので。休みがないかもしれないんですけど、お客さんには一週間後出しますって言っても、独立しちゃうと3日後に出せるんですよね。でも、会社員の場合は、それを一週間後に出さないといけないので。スケジュールのハンドリングが出来ないっていうのが一番きついと思ったんですよ。独立した時は、ハンドリングが自分でしやすいので。期限を早めると、自分的には仕事の手離れが良くなるので。気が楽じゃないですか。そこを一週間持ち込まないっていう意味でも、働きやすさというかスケジュール管理のしやすさがやっぱり独立後は強くあるなと思うので。」
専業生「丸山さん、今は休みというか毎週何曜日が休みですか?」
丸山「ないですね、もう去年の12月から今年の2月まで一日この日休みっていう日はなかったんですよ。休んでも、ピーク時は午前休の半分くらいとか。ちょっといつもより2時間多く寝るくらいな感じでやってたんですけど、今は、仕事が落ち着いてるのでだいぶふらふらしちゃってるんですけど(笑)なので、お仕事あったら下さい、私に(笑)」
専業生「是非、独立したら提携して…(笑)」
丸山「今は落ち着いてますね、奥さんと旅行行ったりとかしてます。」
専業生「あぁ、良いですね!」
丸山「そういうのが自由に出来るっていうのが大和時代出来ないので、当然。どっかに仕事がありますし。それは、独立したらみんなそんな感じかなって思いますけどね。」
専業生「そういうのを聞くと、私も独立の方に流れたくなってしまうんですけども…(笑)まずは、大手の方に最初は行った方が良いのかなと…」
丸山「そうですね、大手行けるのであれば大手に行った方が良いというのが自分の感想ですね。」
専業生「分かりました。因みに大手3社、丸山さんのそれぞれの印象としては、どうでしょうか?」
丸山「研究所は(××××××××)谷鑑は(××××××××)大和は(××××××××)って感じじゃないですか。」
専業生「なるほど(笑)本音の印象を教えてもらってありがとうございます!」
丸山「私は大和鑑定なので、当然大和鑑定をおすすめしますけど、どこに行ってもやる事は変わらないと思うので。だったら自分が知っている所を紹介するかなって感じですね。大和鑑定を嫌で辞めたわけではないので。人は本当に良かったですし、給与面でも全然満足のいく水準はあったので。大和を否定する理由はないんですよね。」
専業生「丸山さんとしては、全て(大手3社)応募されて…?」
丸山「谷鑑と大和だけで、研究所は大卒じゃないと取らないって聞いたので、谷鑑と大和の2社に履歴書送って、谷鑑が落ちて大和って感じでしたね。」
専業生「分かりました、非常に参考になります。独立をこのタイミングでしようと思った決め手って…?」
丸山「30歳になって、独立しようって会社辞めようかなって思ったんですよね、そこで。挑戦して失敗したら、また会社員やれば良いやみたいな。取り敢えず頑張って独立しちゃおうみたいな感じで辞めたっていう感じですね。」
専業生「かなり思い切りよく。」
丸山「良く言えばそうかもしれないですけど、まじで何も考えてなかったですからね(笑)いや~会社員も無理だし、辞めるかみたいな。」
専業生「そんな隙のない理由言われちゃったら、もうハードル上がっちゃうので(笑)」
丸山「全然独立は思い付きですよ、私。」
専業生「独立後を視野に入れた内容になってくるんですけども、ダブルライセンスについて質問でして。丸山さん自身、宅建士の資格もお持ちでらっしゃって。YouTube動画でも沢山ダブルライセンスをお持ちの先生の対談も拝見させていただいて、それを見つつ私自身、宅建士の試験に公務員時代に合格していて。個人向けに独立後やっていけたら良いなっていうのと今後相続関係のニーズが今後増えていくなっていうのがあって、相続税に強い鑑定士になれればな。なんて思ったりして。税理士とか可能であれば、ダブルライセンスで将来やっていけたら良いなと思って。丸山さんとしては、税理士と鑑定士のダブルライセンスについて、どういった風な印象をお持ちかなという事をお伺いしたいです。」
丸山「まず、取れるなら取った方が良いと思いますね。ただ、自分は取らないです。何でかと言うと、勉強したくないので取りませんって言ってますね(笑)」
専業生「あ、非常に…コメントありがとうございます。(笑)丸山さん、宅建士と鑑定士のダブルライセンスを実際お持ちでらっしゃって、宅建士と両方持ってるから何か仕事に今繋がっているなっていう部分は?」
丸山「全くないですね。」
専業生「あ、全くないですか?独立後は鑑定士一本で?」
丸山「宅建も営業しない事には来ないと思ってるので。資格持っていれば、仕事が来るっていう事はないんですよね。使いこなすのが大事なので。だから私は、宅建っていう武器こそありますけども、それで営業してないので宅建士での仕事はないですし。そっちの営業を鑑定に振った方が目の前のお金が稼げると思ってるので。鑑定士一本でやってるっていう感じですね。」
専業生「色々強みがあるっていう個性も大事だけど、そこに至るまでの時間的コストだったり…勉強になります!」
次へ続く
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丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。
県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
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