みなとみらいエリアの事務所(オフィス)賃料は、近年も全国有数の高水準を維持しつつ、緩やかな上昇傾向または横ばいで推移しています。
直近の賃料水準と推移
-
2024年3月時点のみなとみらい21地区の平均賃料は20,467円/坪で、その後も2025年3月まで20,936円/坪でほぼ横ばいとなっています。
-
最新の市場データでも、みなとみらい・桜木町エリアの賃料相場は20,068~27,027円/坪(区画や規模によって差あり)となっており、神奈川県内で最も高い水準です。
年月 | 平均賃料(円/坪) |
---|---|
2024年3月 | 20,467 |
2024年4月 | 20,466 |
2024年5月 | 20,715 |
2024年6月 | 20,756 |
2024年7月 | 20,755 |
2024年8月 | 20,817 |
2024年9月 | 20,941 |
2024年10月 | 20,940 |
2024年11月 | 20,939 |
2024年12月 | 20,938 |
2025年1月 | 20,937 |
2025年2月 | 20,936 |
2025年3月 | 20,936 |
※大きな変動はなく、2024年以降は横ばい~微増の傾向。
背景・今後の見通し
-
みなとみらいでは新規オフィスビルの供給が続いているものの、需要も堅調で、空室率は低水準を維持しています。
-
ただし、2024年以降は新規供給増加に伴う空室率上昇の影響で、賃料はやや下落基調となる可能性も指摘されています。2023年を100とした場合、2024年は96、2028年には86まで下落するという予測もありますが、2018年と同程度の水準にとどまり、大幅な下落は見込まれていません。
-
地域全体としては**「緩やかな上昇または横ばい」**を維持しつつ、今後も高水準の賃料が続く見通しです。
まとめ
-
みなとみらいエリアのオフィス賃料は2024~2025年にかけて20,500~21,000円/坪前後で横ばい~微増の推移。
-
新規供給増加による空室率の上昇を受けて、今後は緩やかな下落または横ばいとなる可能性もあるが、長期的には高水準を維持する見通しです。
コメントを残す