― 一人目 (Bさん) ―
― 会計学 ―
丸山「じゃあ次は会計学の勉強方法で、暗記はさっきのやり方で鑑定理論、民法の論証と同じでそれ以外にやった事はありますか?」
B「過去問でこの問題参考になりそうだなっていう問題をピックアップしたり、鑑定理論と同じで答練の解答例のうち使えるなっていうのを書き写したりして、それを一緒に暗記しようとしてたんですけど、会計はあんまりそういうのは要らなかったかな...暗記だけしていってたら良かったんじゃないかなと思いますね。会計は文章量多くないので。こうだからこう...と長文書くようなスタイルではないので。普通にテキストを暗記する意識で読んでいくだけでここ書いていって書けるようになるんじゃないかなと思います。理解は結構してないんですけ。」
丸山「テキストのインプットがそのままアウトプットに繋がるから、暗記すれば基本的には大丈夫かなっていう感じですかね?」
B「そうですね、音読しながら更でも言えるかな?って、たまに目を瞑って言って、答練とか受ける前の朝は、主要な所だけ一冊総ざらいすれば書けるっていう感じですね。」
丸山「ありがとうございます。」
― 経済学 ―
丸山「じゃあ、最後に経済。どんな勉強方法でしたか?」
B「経済は毎日一時間。問題を二、三問解くっていう。それだけでしたかね。」
丸山「問題は、実際書いたりしたんですか?回答というか。」
B「ノートに書いてましたね。簡潔に。」
丸山「じゃあそれを書いては自己添削みたいなものを?」
B「少ししてましたね。回答例見て、要点だけここ触れて、...いれば良いかな?っていうのだけ。最後の方は、ひと言ひと言...とかでグラフ書いて終わったりしてました。」
丸山「じゃあ、経済はどうやってやれば点が取れるようになりますかね?」
B「経済は、問題の単発の暗記だとちょっと問われ方を変えられたりするだけで厳しい。グラフは濃いもの書けるので、部分点もらえるんですけど...今年試験委員になった先生の得意分野みたいな問題が今年出てたんですけど、TACの答練でもそこは気を付けてたんですけど、書き方とか問題の出し方がちょっと違って。理解してないので、これなんだろう?ってその場で考えて...でも、グラフだけは書けるので、グラフだけ書いてこうかな?っていう。お茶を濁すみたいな形で終わったんですよね。経済は何か色々YouTubeとかTwitterとか見てると、TACが暗記してっていうスタイル。効率考えてそうやってるんですけど、それだと理解できないので本読んだりする方が多いと思うんですよね。そこは他の科目との兼ね合いで、勉強時間どれくらい経済に突っ込むのかっていうのを考える必要があるかなとは思います。」
丸山「じゃあ分からないからといって、本読んだりとか広げすぎちゃうと他の科目とのバランスも崩れちゃうし...」
B「そうですね、だからTACの答練、暗記をしてそれに似たような問題出た時に部分点取れるくらいでとどめておいた方が結果良いのかもしれないとは思うんですよね。」
丸山「何で経済ってそういう風に分かりづらいんですかね?」
B「ちょっと範囲が広いっていうのと、ある分野についても出し方次第でえげつない難しい問題になったり。過去問見たら、これ過去問やってもな...っていう感じになるので。でも、本当に理解してたら、暗記とかじゃないくてちゃんと解けるようになると思うんですけど、ちょっと数学っぽいんでリスクあるかなとは思いますけど。相対試験なので他の人が殆ど出来てなくて、自分が出来ても多分そんなにプラスにはならないですし、TACで暗記してって言われてる通り暗記している問題を少しミスると痛いので、経済に関しては取り組み方分かれると思うんですけど。私はTACの答練とか総まとめテキストを覚える以外は、TACのテキストを見て答練とか出てきていないグラフとかもちょっと書いて問題と解答例っぽくA4のルーズリーフにまとめて、それも問題みたいな扱いでやっていたっていう感じですかね。」
丸山「じゃあTACの勉強方法のスタンスとしては、理解よりも暗記スタイルだから、ちょっと理解できない部分が出てきちゃうと。だけど、それで深入りして手を広げすぎちゃったりすると他の科目とのバランスが崩れるので、戦略としては、取り合えずTACが出している総まとめとテキストに載っているちょっとしたやつは書けるようにすると。そこで本試験で分からない問題がきたとしても、部分点狙いでいくしかないっていうような。それが効率的な勉強というか短期合格の経済の勉強の仕方みたいな感じですかね?」
B「...と思います、私は。ちょっとググったりしてみても、TACの答練とか解説とか教科書で書いている事以上に難しい解説とか出てきてたんで。これは、ちょっとここまでくらいだなっていう気持ちでやっていました。」
丸山「ある意味割り切って、TACだけしかやんないと。あとそれについては、戦略上覚えて処理しちゃうっていう。それが良いかなっていう感じですかね?」
B「そうですね。」
― 二人目 20代中盤 社会人受験生 ―
― 会計学 ―
C「会計学に関しては、鑑定理論と同じように暗記勝負の科目になるので、基本的には講義を聞いた後に、A~B論点と呼ばれる所の定義を暗記していく。且つ、その定義について説明であったりとかいくつか論点があるので、それについて自分の言葉で説明できるようにするっていうのがゴールになるかなっと思います。なので、鑑定理論と同じようにブツブツと暗記をしていくっていうのが基本的な進め方なんですけども、会計学については理論がしっかりしているので、会計学の根底にある考え方。例えば、費用配分の法則であたりとか、費用収益対応の原則とか。っていうのは、一番最初らへんになると思うんですけども、その部分をきちんと理解して、その後に出てくる応用論点であったり、後々できた会計基準っていう所を勉強していくと、理解が深まりやすいかなと思います。なので、民法と同じような形で総まとめと答練を回していって、8割程度自分の言葉で書けるようになるっていうのを目標にした方が良いかなと思います。」
丸山「基本的に会計学はインプットがそのままアウトプットになるっていう科目だから、やる事も基本テキストのインプットがベースって感じだよね。」
C「そうですね、基本テキスト中心に勉強した方が良いと思います。」
丸山「会計学で点が取れるようになるには、どうすれば良いですか?」
C「定義をきちんと覚えて総まとめと答練だけやっておけば合格点は取れると思います。」
丸山「ありがとうございます。」
―経済学―
丸山「じゃあ、最後は経済学。まぁ経済学は大学で専攻してた学科っていうのもあったから勉強時間少なかったけど、どうですか?ちょっと(勉強方法について)聞いても良いですか?」
C「学生時代の時に、基本的な知識っていうのを勉強させていただいていたので、その知識を思い出すっていう作業と新しく出てきたというか、大学の時に習ってなかった論点について理解するっていうのが基本的な勉強方法になってました。なので、かなり勉強時間が少なくてちょっと特殊になってしまうかなと思います。グラフ暗記の必要がない科目だと思っているので、理解先行で進めた方が伸びやすい科目かなと思ってます。」
丸山「結構、経済は分からないっていう相談が多いんですよ、私の周りにも。それはどうすれば良いですか?分からない人はどうすれば良いですか?」
C「経済が分からないっていう方は、難しく捉えすぎな気がするんですよね。ミクロ経済は最終的に利潤を最大化するっていう所なので、微分であったりとか積分をしていけばCSとかPSっていうのがまとまると。マクロ経済学についても最終的には交点がどうかっていうのを調べるだけの作業になるので、連立方程式を解くんだなっていうところを漠然とイメージしておいた方が、このモデルは見た事がないけれどもどうしようとか、このモデルは最初にⅹを代入してとかっていうと事で手順先行で考えるよりも、まずこれをやれば良いかなっていうところを考えた方が分かりやすいかなと思います。」
丸山「難しいな。私が受験生なら難しいですね。ちょっともう少し私レベルに落として。小学校2年生に言う感じで(笑)」
C「あの、不動産鑑定士試験で出てくる経済学って、経済学の中でも一部のモデルしか扱っていないので、正直丸暗記でも対応は出来るものにはなってるかなとは思います。なので、極論TACで扱ってるとか総まとめとか模試で出てくる問題っていう所のグラフと計算の方法を覚えるのに特化した方が良いかなと思っているのと、経済学って他の教科と比べて先生の特色が出やすい教科。マクロ経済学の中でも、国際マクロであったりとかそういったところで教科の中でも先生の色が出やすい教科なのでTACとかLECの予想問題という所が出るんだという所でそこに注力した方が他の科目よりは勉強も効率は良いかなと思います。」
丸山「経済の素養があったから100時間で合格点までいってたし、基本答練の点数も高かったよね?」
C「そうですね、結構50点取らしてもらってましたね。」
丸山「だから、まぁ素養があったから、ちょっと経済はあんまり当てにならないけど、取り敢えず経済学分からないっていう人は、割り切って覚えに行った方が試験対策上は良いと。...という事で良いですか?」
C「そうですね。割り切っても、点数は乗ってくるかなとは思います。暗記科目だと暗記をしたら終わりなので、会計学とは終わりがあると思うんですけども、経済学だと理解をしようと思ったときに終わりがないと思うんですよね。素養がないと自分で思ってる人は、経済学の理解に走った時に、暗記をするよりも何倍も何十時間もかかってしまう可能性があるので、どこかしらで暗記中心に切り替えるっていうのも一つの戦略だと思います。」
丸山「ありがとうございます。」
次回へ続く
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県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
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