【大和不動産鑑定へのインタビュー】大和不動産鑑定で一度退職しましたが、復帰しました

前回からの続き

丸山「一度、2011年に退職した理由を伺っても宜しいですか？」

山縣「2011年に退職したのは、先ほども少し触ったのですが二人の子育てが大変で一旦挫折してしまったという所ですね。」

丸山「言い方は悪いんですけども、育児と仕事と言ったら育児を優先するために会社を辞めたという事ですか？」

山縣「そうですね、仰る通りで子どもが小さかったので子どもといる時間を大事にしたかったというのが凄く大きかったです。可愛い時期だったので、やっぱりいっしょにいたいなという思いがすごくありました。」

丸山「お子様の手が離れて復職しようとなった時に、先ほども仰っていた就職先の受け皿が大和鑑定しかなかったという認識だったのですが、それは合っていますか？」

山縣「自分でやる（独立）っていうのも、一つの選択肢だと思うのですが公的評価を取っていくわけですけども、地価公示評価員にしても申請するのに三年間の実務経験が必要になるというと、そこがぱったり切れてしまっていたので全然使えなくて公的評価が出来なかった。そこで企業に勤めるという選択肢になりました。」

丸山「退職して、復職されている方もいらっしゃいますか？」

山縣「いらっしゃいます。」

丸山「山縣さんが認識されている中で、何人くらいいらっしゃいますか？」

山縣「育児、プライベート、様々な事情で辞められた方など…3,4人くらいは知っていて、今も変わらないポジションで活躍されていますね。」

丸山「復職をした時に、居心地の悪さみたいなものはありましたか（笑）？」

山縣「会社に？全くなかったです（笑）それは私が鈍感なのかもしれませんが。皆さん、「お帰り」と言うかたちで迎え入れてくださって。当時働いていた方も少なくはなりましたが、残っていらっしゃいますし。私も「ただいま」と言うかたちで。本当に有難かったです。」

丸山「私もそうだったんですけども、辞める時はいつでも帰って来て良いよという風に言ってもらえたので、そういう風に言ってもらえるだけでも有難かったですね。」

山縣「素晴らしいですね、一歩踏み出せますよね。」

丸山「実際、また山縣さんが復職する事に対しても迎え入れてくださる環境と言うのは中々ない環境ですよね。」

山縣「人の大和と言われる所なのかなと思いますね。」

丸山「不動産業界では人の三井ですけども、鑑定業界では「人の大和」という感じですかね（笑）？」

山縣「本当にそう思います。人の大和だと勝手に呼んでます（笑）」

丸山「居心地の悪さや、復職して失敗したなという事はなかったですか？」

山縣「全くないです。そのお陰で鑑定士の資格の今使えているし仕事とプライベートの両立が出来ていて感謝しかないです。」

丸山「結構私の見る中で、二十代で鑑定士になった方は三十代で外の世界を見たくなってAMとかに行って、三十代後半から鑑定会社に戻る方が多いと思うのですが…　大和にいて、転職をされた方にもし一言あればお願いできますか？」

山縣「新卒で大和鑑定に入り、転職される方という話しはよく聞くんですけども、大いに外の世界を知る事は良い事だと思っているので、そちら（転職先）で大和で学んだことが役に立つと思いますし、得てきた知識を大和に持って帰ってきて役に立つこともあると思うので。心のどこかで安心感というか、ホームのようなイメージを持っていただけると新天地でも活躍できるかなと思います。何かあったらって私が言うあれではありませんけども（笑）」

丸山「もし、また大和に戻ってきて働くっていうも一つ視野に…？」

山縣「選択肢になるんじゃないかと思います。」

丸山「ありがとうございました。」

山縣「ありがとうございました。」

丸山「こういた形で、退職された方でも復職できる環境がありますので、参考にしてもらえたら有難いです。それでは、山縣さんありがとうございました。」

山縣「ありがとうございました。」