時間がない方へ(書き起こし内容)
今回の内容は、質問をいただいたのでその回答動画になります。
Q現在実務修習中ですが、実務や修了考査でオススメの本があれば教えてください。
⬇︎⬇︎⬇︎実務修習の動画はこちらです⬇︎⬇︎⬇︎
以下、回答です。
私がオススメする本は5冊あります。
①要説 不動産鑑定評価基準と価格等調査ガイドライン
②土地価格比準表
③特殊な画地と鑑定評価
④特殊な権利と鑑定評価
⑤不動産の価格がわかる本
この5冊です。
①要説 不動産鑑定評価基準と価格等調査ガイドラインですが、これは住宅新報社が発行している鑑定評価基準とその留意事項の解説書になります。
言ってしまえば、予備校のテキストみたいなもので、それよりも実務色が強い本というイメージです。
そしてこの要説の表紙には不動産鑑定士のバイブルと書かれるくらいなので、殆どの先生はお持ちだと思います。
さらに基準以外にも価格等調査ガイドラインというものが記載されておりますが、このガイドラインは基準及び留意事項以外の実務上のルールブックとお考え下さい。
主に記載されている内容は依頼目的とその範囲について依頼者との間で確認すべき事項であったり、鑑定評価書への記載事項が書かれています。
②土地価格比準表は、名前の通り比準する際の地域要因と個別的要因の補正率が掲載されています。
種別としては、住宅地域、商業地域、工業地域、さらにそこから細分された優良住宅地域や高度商業地域、宅地見込地などの補正率が掲載されています。
内容としては例えば優良住宅地域の地域要因であれば、対象地の幅員が標準的な土地の幅員に比べて優れる場合、2%の増加率を格差として把握しなさい、というものになります。
元々は地価公示の標準地からの規準等における地域要因の比較について、標準的な比準表を作成することで評価の適正を図るために作成されたもののようです。
そしてこれはセットで、土地価格比準表の手引きという本も売られていますので、それも併せて購入した方がいいと思います。
③特殊な画地と鑑定評価は、不整形地や袋地、無道路地、がけ地を含む土地、埋蔵文化財を含む土地、墓地、土壌汚染地など、全部で18種類の土地の評価方法であったり、減価の考え方が記載されています。
⬇︎⬇︎⬇︎事故物件の減価率⬇︎⬇︎⬇︎
④特殊な権利と鑑定評価は、③のシリーズ版のような本になります。こちらに記載されているものは空中権の評価であったり、既存不適格不動産の評価、あとは心理的瑕疵がある物件の評価について、減価の考え方が記載されています。
これらの本はいざという時に参考資料として見ることが多いです。
⑤不動産の価格がわかる本ですが、これは大和不動産鑑定株式会社が発行している書籍になります。
住宅や事務所、商業施設や物流施設といったアセットごとの評価方法であったり、価格の決め方について記載されています。
種類としては、オフィス、住宅、商業施設、ホテル、ヘルスケア、物流施設、公共インフラ、ゴルフ場など、様々な物件の特徴が書かれていますし、全体的に平易な言葉で書かれているので、とても読みやすく、分かりやすい内容になっています。
⬇︎⬇︎⬇︎大和不動産鑑定株式会社はオススメの会社です⬇︎⬇︎⬇︎
受験生はこれらの本は一切見る必要はありませんが、実務修習生の方は今後鑑定士になるにあたって、これらの本を購入することをオススメします。
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。
丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。
県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
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