不動産鑑定士は20-30代が少ない業界であり、「稼げない」「将来性がない」と囁かれてしまいます。
今回の動画はそんな質問に回答します。この動画がこれから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
なお、当記事は約2,200字ありますので、約5分(500文字1分で計算)で読み終えます。
それではどうぞ!(^o^)/~~~
時間がない方へ(書き起こし内容)
今回の内容は、質問をいただいたのでその回答動画になります。
Q不動産鑑定士は他の士業に比べてなり手が少なく、20代30代の人も多くないとのことですが、なぜこうした状況なのでしょうか?ネットでは「稼げない」「資格取得の難しさの割に見合った収入が得られない」「将来性がない」といった意見を見つけました。
実際に開業されている丸山さんに率直なご意見を伺いたいです。なお私は地方移住をきっかけに鑑定士の勉強を始めようと検討しております。
以下、回答です。
まず、なり手が少なく20-30代が多くない理由ですが、単純に知名度が低いからだと思います。あとは出来る範囲も限定的ですし、なにより何の資格なのか分かりずらいところが大きいと思います。
私はこのような理由から若い人が少ないと考えています。
勿論、資格難易度の割に稼げないという欠点もあるかもしれませんが、それはどの資格にも同じことが言えるはずですし、鑑定士だけが突出して言われることではないはずです。
それに将来性がないということも同様で、今では士業全般に言えると思います。
⬇︎⬇︎⬇︎士業の将来性について⬇︎⬇︎⬇︎
むしろ鑑定士は他の士業に比べて公的評価がある分、収入面では強いと思っています。
地価公示、地価調査、相続税路線価、固定資産税路線価などの仕事は、基本営業をしなくて貰える仕事です。
他の士業でこのように国や自治体から定期的に仕事を貰えるということは聞いたことがありませんし、地方ではこれだけで1,000万近い収入を上げている鑑定士先生も多くいます。
⬇︎⬇︎⬇︎代表的な仕事【地価公示】⬇︎⬇︎⬇︎
⬇︎⬇︎⬇︎鑑定士の平均年収⬇︎⬇︎⬇︎
そして、鑑定士の数が大体1万人弱いますが、弁理士もほぼ同じ人数います。そこで二つの資格を比べましたが、弁理士も同じように若い人が少ない状況でした。
※鑑定士の割合は全国ではなく、東京の鑑定士限定になりますが、恐らく他県もそこまで変わらないはずです。
したがってこれを見ると、登録者が1万人くらいの資格はこのような年齢分布になるということが分かります。
ただし受験生の年齢は年々若年化され、今では20-30代の合格者が全体の半分以上を占めているので、今後はもっと若い人が増える環境にあると考えています。
最近では、不動産鑑定士が穴場資格として週刊ダイヤモンドでも取り上げられていましたし、少し前に上場したロードスターキャピタルという会社は、不動産投資をクラウドファンディングで行う不動産会社ですが、そこの代表者は鑑定士の方です。
今後、鑑定業を行う鑑定士は減るかもかもしれませんが、例えばロードスターキャピタルのような会社であったり、CRE戦略をはじめとする企業内鑑定士というものの需要も増えると思いますので、資格としての使い方はまだ多いと思います。
これから地方移住されて、鑑定士の勉強を始めようか検討しているとありますが、是非、試験合格を目指して頑張ってください。
——ちなみに、山口先生にも同じ質問ぶつけたところ、同じ回答でした——-
丸山:なんで20代30代の鑑定士は少ないんですか?って質問が来たんですけど、山口先生はどうお考えですか?
山口:知らないからだね。だって大学生で不動産鑑定士を知っている人なんていないじゃん。
丸山:そうですよね!!!!!! いや~同じ考えでよかったですよ~(笑)
山口:高校生で弁護士を知らない人はいないと思うけど不動産鑑定士を知っている人はいないでしょ(笑) それに大学生も知らないですよね(笑) 大学を卒業して仕事の中で不動産鑑定士って資格を知って、それで上司が嫌な奴だから勉強を始めるわけですよ(笑)
丸山・山口:爆笑
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。
⬇︎⬇︎⬇︎山口先生との対談動画はこちらです⬇︎⬇︎⬇︎
【不動産鑑定士】 122/山口先生が来てくれました〈3/3〉/先生の日常、TACからいなくなった理由、今後の展望、女性関係など
丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。
県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
鑑定評価の必要性がございましたら、お気軽にご相談ください。
メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp
電話の場合:090-9300-9694
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