この度、不動産鑑定士・税理士・宅建士である渡辺先生に「税理士鑑定士事務所の仕事内容、両者の難易度」について、ご質問をさせていただきました。
これからダブルライセンスを目指す方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約2,200字ありますので、約5分(500文字1分で計算)で読み終えます。
それではどうぞ!(^o^)/~~~
時間がない方へ(書き起こし内容)
今回の動画ですが、渡辺さんは鑑定士兼税理士事務所で働いていたので、その時の業務内容のお話になります。
ほかには、税理士と鑑定士ならどちらの資格がオススメですか?ということや、いずれの方が難しいですか?という話を伺いました。最後に、3つの資格でコスパの良い資格はどの資格ですか?ということを聞きました。
それでは動画をご覧ください。どうぞ!
丸山:次に鑑定士兼税理士事務所のときのお話を伺ってよろしいですか。
渡辺:私の場合、雇用されたときのポジションが、鑑定士という枠ではなく、税務スタッフという枠で雇用されていたので、基本鑑定はしていなかったんですね。
なので、広大地の意見書を作成するというのが7割くらい占めていて、残りの3割は相続税の土地の評価をメインにやっていました。入社してから2年位はその状態が続きまして、そこから鑑定の実務につけるようになりました。
ただし、鑑定実務をやったからと言っても、税務業も引き続きやっていましたし、特に相続税の申告業務に携われたのは、大きな財産になりました。
丸山:ちなみに税理士事務所と鑑定士事務所を併設している会社で大手というと、フジ総合鑑定が大きいと思いますが、業務内容はそこと変わらないというイメージでよろしいでしょうか。
渡辺:そうですね、会社の業務全体として見たら、変わりないと思いますよ。ただし、以前お話を聞いたときは鑑定士の人は鑑定しか携わってないみたいでしたが、私は満遍なく携われました。
丸山:ちなみに鑑定士と税理士では、どちらが難しかったですか?
渡辺:受験の仕方が違うのと、どちらを先に取得するのかで変わると思いますが、私は鑑定士の方が難しかったですね。税理士は科目別制なので、一年ずつ取ることができますが、鑑定士は一発勝負なのでそれを考えると鑑定士ですね。
それに私の場合は大学院を卒業して、2科目免除になっていますし、鑑定士の勉強をしたことで勉強の仕方が分かっているというのもありました。
ここは、人によって税理士の方が難しいという方もいると思います。
丸山:では、税理士と鑑定士はどちらの方がおすすめですか?
渡辺:正直、難しいですね。性格にもよると思いますし、不動産が好きなら鑑定士、税務が好きなら税理士、ということになると思います。独立を考えても、鑑定士は公的な地価公示がある分、安定して売上が立ちますが、その分単価は税理士より低いんですよ。他方、税理士は公的な仕事がないので、営業力が大切になりますが、相続税に特化すれば一件単価が大きいというのがあります。また複数の顧問先を捕まえることで、安定収入を得ることもできます。なので、歯切れが悪くなりますが、どちらもオススメですし、一概には言えないですね。
丸山:気を使っていただき、申し訳ございません(笑)ちなみに宅建も含めて、で考えるとコスパのいい資格は何になりますか?
渡辺:営業力があれば、宅建が一番コスパがいいですね(笑)
丸山:そうですよね(笑)渡辺さんのそれぞれの資格の売上割合って伺ってもよろしいですか。
渡辺:税理士は登録したばかりなので、まだないですね。私としては鑑定メインのつもりですが、現状では、鑑定2割、宅建8割、となっています。
丸山:その理由は、やはり税理士と鑑定士を持っていることが影響しそうですか。
渡辺:そうですね。ある程度、この人にお願いすれば大丈夫だろうという信頼を得ているとは思います。そこで仲介に繋がることが多いですし、人間関係を作るうえでも資格があると信用して貰えるので、やはり鑑定士、税理士は持っていてよかったなと思いますね。
丸山:信頼度が違いますもんね。
渡辺:あとはコンサル部分が強いですね。売買契約を締結した時に、建物の内訳を変えたりといった提案が出来るので強みになると思います。
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。(次回へ続く)
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丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。
県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。
最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)
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メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp
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