日本最古のタワマンでも「タワマンプレミアム」は存在するのか?

時間がない方へ(書き起こし内容)

今日の動画は築50年経過したタワーマンションでもタワマンによるプレミアムは存在するのか、ということを検証したいと思います。

これは個人的にレインズを見ていて、興味が沸いたので調べてみました。

まずタワマンの定義ですが、一般的には20階以上の超高層マンションをタワマンと言います。

タワマンは資産性がある、地位や名声が得られる、設備や景観が優れるという側面がありますので、一般的なマンションに比べて高いイメージがあると思います。

またタワマンと聞くと最近の建物のように思いますが、実はその歴史は古く、日本で一番古いタワマンは1971年に三井不動産が分譲した「三田綱町パークマンション」が日本最古のタワマンと言われています。

所在地は港区三田二丁目にありまして、最寄り駅は麻布十番駅が最寄駅になります。

建物の高さは52m、総戸数が147戸のツインタワーマンションであり、分譲当時は異次元のハイクラスマンションとして政財界や芸能界の著名人が多く購入したそうです。なお、このマンションは地上19階建のマンションですが、タワマンとして扱われています。

次に古いタワマンは1976年に住友不動産が分譲した「与野ハウス」です。与野ハウスは埼京線北与野駅の目の前にあり、敷地内には4棟のマンションが配置されています。

高さ66m、地上21階建、総戸数が463戸あり、敷地内には保育園や店舗と言った日本初となる複合型の大型マンションになります。

今回検証するデータとしては、これら2つのマンションの直近成約価格を基に検証します。これらの物件は築年数が50年以上経過しているため、価格は底値であることが推察されますので、これらの物件の成約価格でもタワマンによるプレミアムが生じていれば、築年数に関係なくタワマンプレミアムが存在することになります。

三田綱町パークマンションの成約時点と近い時点、近い面積の成約事例と比較すると、三田綱町パークマンションは他の事例に比べて1.2~1.3倍程度高いことが分かります。

 

与野ハウスも同様に周辺の類似物件よりも1.1~1.3倍程度高いことが分かります。

 

類似性が高い取引事例が少なかったため、これが全てということはできませんが、概ね上層階同士の事例と比較しても、タワマンによるプレミアムが20~30%あることが伺えます。

やはり、タワマンということで設備や意匠が優れているということがありますが、なんといってもそこに住むことで心理的欲求が満たされる人が多いと思います。

したがって価格や管理費が同じであれば、人は一般的なマンションに比べてタワマンに住みたい、ということが言えると思います。

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。


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