【中小零細・個人鑑定会社の注意点】入社して2ヶ月で退職/労働環境/給与/文化など

丸山「お久しぶりです!お元気ですか?」

B「お久しぶりです!元気です。」

丸山「お変わりないですね。仕事の方はどうですか?」

B「仕事はですね、今普通に売買仲介会社に転職してですね…」

丸山「え!そうなんですか?」

B「そうなんです。」

丸山「何かあったんですか?そこには。」

B「ちょっとさっぱり分からな過ぎて。そっち(売買仲介)から行った方が良いかなっていう。」

丸山「じゃあその鑑定は一回離れてる感じですか?」

B「そうですね。」

丸山「へぇー、実務修習はどうなったんですか?」

B「実務修習は、だからやってないですね。次の年から会社負担で実務修習みたいな感じだったので。」

丸山「そんなにあれだったんですか?分からな過ぎた感じでした?」

B「そうですね。何言ってんのかよく分かんないぞっていう。不動産未経験なので感覚的な部分がなくて。これはやっぱある程度慣れてから基本的な業務から慣れていかないといけないんだなって思って。最初、賃貸仲介とかも視野に入ってたんですけども、売買仲介で内定貰ったので、そっちでいこうっていう感じですね。今の会社だとイメージ湧きやすいっていうか。」

丸山「働いたのってどれくらいでしたっけ?」

B「2カ月ちょいくらいですかね。」

丸山「あー9月に入って、…そっか。そうでしたかぁ…。別に人が嫌だとかっていう訳ではなかったですか?」

B「あーまぁでも何かちょっと癖はあったかもしれないですね。50歳オーバーだった人が殆どだったんで。」

丸山「うん、うん。びっくりしましたよ。そういう風になってるって思ってなかったので。鑑定っていうものを触れずに終わっちゃった感じですかね?イメージ的には。」

B「そうかもしれないですね。事例カード作ってただけでした。役所調査と。」

丸山「まぁそれだったら面白味はなかったですよね、仕事に対して。」

B「実際、不動産には興味があるので基本的な所から触れる事が出来ると良いなってそんな気持ちですかね。」

丸山「なるほどな…。じゃあ今日のトークテーマ変えて良いですか?中小事務所の注意点。10人以下の会社で、且つ鑑定士が4人くらいの所っていう中で。入って2カ月で退職をされたっていう所で、根本的な退職理由とかから聞いても良いですか?」

B「教える文化っていうのはないっていう中で、自分が未経験だったので考えたり調べたしてやっていくのに非効率性を強く感じたっていう所が大きいかなと思います。一方で、前職は営業職だったので、基本的な所を学ぶのであれば賃貸仲介とか売買仲介とかで消費者と触れ合いながら不動産の業務に携われるような仕事の方がまずは行ってみて損はないんじゃないかなと思って。」

丸山「非効率的だったっていうのは?」

B「何かこう分からないなって思って、質問して説明される事が9割方分からないみたいな感じだったかな?」

丸山「うーん。それは、やっぱり自分が不動産に関する知識がなかったからって感じですかね?」

B「それは大いにあるかなって感じたんですよね。」

丸山「その具体例、何か一個ありますか?」

B「土地残余法をやってみようみたいな感じになって、建物を想定しようみたいな。その建物の想定の仕方ってどこにも情報なくて。で、聞いたらこのくらいだったらこんな感じだろうみたいな感じで勝手にやりだしたんですよ。でもこれって何かそもそも慣れてないと感覚的に出来ねーなって思って、ちょっとこれ入りまずったなと思って辞めたっていう感じです。」

丸山「…なるほどな。うん、うん。」

B「自分が説明をしてくれても、いまいち理解できない所も多かったのでこれ知ってないと無理だろうっていう。そういう実務的な事が得られる物って、基本的に苦言でしかないんだろうなって思って。それだったらもう少し不動産自体に触れられる機会がある仕事にまず行った方が良いのかなと。

どうしても仕事が机上になるじゃないですか、そうなったら感覚的な部分で説明は入ってこない所が多いので。本ないですか?みたいな事も聞いたんですけど、ない。みたいな事言われたので、ちょっと厳しいよなと。全部口伝で。しかも説明もポンって聞いて覚えられる、ハイハイって言えるような説明じゃないので絶対。」

丸山「自分が理解してないから頭に入ってこないって感じですよね、言われても。」

B「そうです。」

丸山「うーん、なるほどな。それを踏まえて不動産未経験の人がゼロから零細であったり小規模な鑑定会社に行く人の注意点みたいなものがあれば。」

B「多分、宝くじ引いていくくらいの事になっていくと思うんですよ。すごい勝率の低いガチャ引くしかない。そうじゃないかなって。ホームページがあればホームページ見た方が良いんですけど、鑑定会社でまともにホームページを作ってる所ってそんないと思うんですよ。見たんですけど、一切動いていないホームページで。後は、鑑定の仕事が少なくなってきてたんですよね、その会社の。だからメインの8割近い売り上げ、9割近い売り上げがコンサルだったんですよ。色んな仕事があって良いんですけど、そっち(コンサル)がオプションで鑑定がメインなのかなって思っていたら違ったっていうのもあって。中の人からしたらあまり鑑定の方でやるんだっていう気持ちで入ってほしくなかったみたいで。」

丸山「じゃあ売り上げの殆どがコンサルで鑑定はあんまりないっていう所で、それもあったりちょっと業務の馴染みがなかったり職場環境が年配の方が多くて人柄が悪いのかっていう事はないけども、居心地は全体的に悪かったっていう感じですかね?」

B「やっぱそうですね。」

丸山「こればっかりは働かないと分からないですもんね、そこで。」

B「そうですねー、実際行ってみないと…。仲介会社とかって沿道向けなのでスタッフの写真とかもしてたりするんですけど、鑑定会社はまずないので、どんな人間どんな雰囲気の人が働いてるかとか把握出来ないです、行ってみないと。」

丸山「そうですよねぇ…分かりました。」

B「でも不動産、色んな道があると思うんですよね。不動産って言っても。めっちゃ色々あるので、実際働いてみて鑑定業を。めっちゃ痛い目見るかもしれないけど、どっか自分が合う所が。管理会社でもPM会社でも、これは面白いかもなっていうのを?仲介でも。

色々不動産業っていうのがあると思ったので、絶対無駄にはならないんじゃないかなって鑑定士の勉強をしているって事が。」

丸山「じゃあもし未経験の人が鑑定会社に行くんだったら、最初に仲介とか行くっていうのもありな感じですかね?」

B「ありなんじゃないかなって思いますね。絶対そういうのをやりたくないっていうんだったら。鑑定士で独立してる人も宅建業してたりしますし、宅建業とかの方が潰し効くんじゃないかなって思ったり。マニアックなので、鑑定業は。」

丸山「実際、今鑑定会社に行って退職されて、宅建業の方に転職された訳じゃないですか?ぶっちゃけ鑑定士を持ってなくても行けたと思うんですよ。宅建持ってれば。それを踏まえると、鑑定士取った事は、正直そこまでメリットはなかったですかね?」

B「いや、でも分からないですね。すごくね?っていう評価はあって、今の会社が取ってくれたみたいな所はありますし、そんな頑張れるやつなんだっていうのはありますし。資格は別に受かっておけば一生モノだし良くない?みたいな感じで。(鑑定士を取った事のメリットは)まだ分からないというか。今は仲介やってますけど、ある程度やって経験を踏まえて実務修習とか受けて鑑定も…って。一応受かったので将来的にそういう道もあるしっていう。鑑定士の中、大手って下積み長くないですか?」

丸山「それはあるかもしれませんね。」

B「自分、残業が嫌とかそういう訳じゃないんですよ。ただ、固定給で上がらないっていうのが31(歳)とかだと厳しいですよね。それもあったんですよね。因みに若い子、バイトで入って2年くらい働いて、土地評価とかでも実際に売り上げているような仕事もやってる子。実際今いくらもらってるの?って聞いたら20万っす。って言ってたんですよ。自分が年齢加味されて21(万)だったんですよ。」

丸山「残業込みでしたもんね?最初から。」

B「そうですね。今の方が(転職先)見込み残業とかも入って、7,8万多いんですよね。だから、年がある程度いっていて下済みが長いのはちょっとしんどいってなるかもしれないです、その辺…」

丸山「確かに、実務修習して鑑定士になって年収上がっていくっていう世界ですからね。」

B「多分、最初登録してやっとサラリーマン並みの給料って感じですもんね?」

丸山「大手とかは残業代が入ってくるので、残業込みでっていう所はよっぽどの小さい会社にはなってくるとは思いますけどね。じゃあ今度の会社では給料は高そうですね!上がりそうなんですね。」

B「しばらくは上がらないとは思うんですけども、残業代が付くので。」

丸山「鑑定の仕事は事例作成と役調(役所調査)だけだったという事だったんで、鑑定評価書を作るっていう作業はなかったとは思うんですけど、今の仕事と鑑定会社だったら、どっちが自分に合ってるなと思いますか?」

B「今の仕事ですかね…」

丸山「悲しいー(笑)!」

B「なんか、あの…自分営業やってたからかな?売上が上がればそれで良くね?っていう考えがあったんですよね。鑑定書の中身に凝るみたいなのをすごいプライド持ってやってたんですけど、結局責任を負うのが仕事なら別に中身良くね?ってめっちゃ思ってたんですよね。」

丸山「だから(Bさんは)営業マンだったんですね!やっぱり、そこは。中身よりも数字というか結果というか。」

B「…コスパ?」

丸山「うん…宅建が一番コスパ良いんですよ。私が思う中では。」

B「そうですね…あと、人と喋る仕事をしてた人が仲介とか買取再販している業者とかの方が向いてるというか」

丸山「鑑定士に向かない人は…人と話すような仕事をするような人は、鑑定士には向かないかな?って感じですかね?あとは、結果主義というか売り上げ主義的な所の人は鑑定は向かないんじゃないかなっていう…?…悲しいー(笑)!」

B「この人の鑑定書って物凄いクオリティ高いんで、この人の鑑定頼むんだったら報酬もちょっと違うんですよね…みたいな風にはならないと思ったんですよ。

その会社(前職)で、ホテルの鑑定とか会計の話しとかちゃんと勉強して、訴訟とかで負けた事ないし理論武装された鑑定評価書を作れる。コピペで作ったやつじゃないみたいな感じは分かったんですけど、ちょっとそこに熱を…」

丸山「時間裂けないなって…(笑)?」

B「はい、時間裂けねぇって思ったんですよ(笑)」

丸山「それだったら一人の人に物件打った方が良いって感じですかね?」

B「そうですねぇ。」

丸山「なるほどねぇ、まぁ気持ちは分かりますよ。勉強した割には稼げないだろって宅建業の人はいう傾向はあるので、私もそれは否定出来ないと思ってますから。」

B「あと、開けてないっていうのも、ちょっと気になりました。まだ宅建業は時代に合わせていこうみたいな動きがあるんじゃないかって、今働いてて思うんですよ。」

丸山「例えば、どの辺がですか?」

B「SUUMOのポータルに載せてどうする?みたいな話し?やっぱり決まってくるので、リクルートと絡みが入ってくるじゃないですか。他の一括査定のサイトとかそういうITに食い物にされてる所もありながら、それも利用しながらみたいな発展があるんですけど、鑑定業ってなんか…発展していかねぇ。やばいやって。」

丸山「いやぁー…きつい(笑)!まぁ確かにね(笑)その所もあるとは思いますね。鑑定士として私も立場を守らせてもらいますと、宅建業の方が市場が当然大きいんですよね。めちゃくちゃでかいんですよ。だからこそ、ITの分野とか信仰的な不動産テックの分野っていうんですかね。テクノロジーとの融合っていう所で結構デジタル化が多分進んできてると思うんですけど、鑑定業はやっぱり市場規模が小さいので、デジタル化を一生懸命やろうっていう会社が出てこないんですよね。だから、さっき言った様に、化石というかガラパゴス化しちゃうのはあると思うんですよ。そこは、市場規模の違いが影響しているかなっていう所で…許してもらえませんか(笑)?」

B「あの…そうですね、一般消費者との接点がないとどうなのかなと思って。」

丸山「LINEを使った問い合わせとかっていうのも、不動産、宅建業なら多いと思いますけど鑑定業はないですからね。受験生時代は、鑑定取ったら鑑定会社に行って独立や!って、それが大体5年以内くらいかな?みたいな感じだと思うんですよ。今では鑑定の業界から離れて、むしろ鑑定よりも宅建業の方がコスパ良いんじゃないかって思ってるじゃないですか。」

B「まぁ楽しさも含めて。」

丸山「という所で、特に受験生には私もよく言うんですけど、考えはやっぱり働いたら変わりますよってよく言うんですよ。受験生に向けて、今の状況と社会に出た後の状況が変わるんだっていう事を話してほしいなと思って。」

B「特に未経験の人はですね、自分の最初鑑定会社に就職した時に言われたんですけど、資格から入ってきたやろ?って言われたんですよ。まさにその通りで、不動産の一番難しい資格取ったろみたいな所から入ってる…もしかしたら未経験の人は多いのかなと。」

丸山「資格からやろって話しは、難しい資格だから不動産鑑定士を取ったよね?っていう事ですか?質問の意図は。不動産業に行きたいとかじゃなくて、難しい資格だから不動産鑑定士を目指したんでしょ?みたいな感じですかね?」

B「あ、そっちの方が強いです。あとは、独立とか激難なんじゃないかと思いますけどね、この不動産業。」

丸山「不動産全般でですか?」

B「なんか、そんな気がしますけどね…働いてみないと、その先はちょっと目標設定出来ないですよね。」

丸山「資格の勉強をする前の自分に言うとすれば、何を言ってますか?」

B「速攻宅建取って、売買仲介に行けばって…」

丸山「(笑)その自分に対して、どんな反論が返ってきそうですかね?当時だったら。」

B「いや、でもやりたいから。後悔したくないから一旦やる。勉強専念できるのって、多分もうあのタイミングだけかなって思ってましたし。宅建取って、不動産会社行ったら鑑定士の資格に挑戦っていう道はもう絶対出てこなかったと思うので、本当に良い経験と言うか楽しかったですからね。あんまり後悔です。」

丸山「そうですねぇ、去年受かったBさんですらそうなったり、働いたら考え変わりますからね。」

B「そうですね。」

丸山「それを見ている人は、改めて思っておいてほしいですね。」

B「ただもう楽しんで勉強するしかないよっていう事ですね。」

丸山「分かりました。でも悲しい所はありますけど、しょうがないですよねぇ。まぁ実際そうですよね、お金には代えられないっすよね。職場環境も大事だしな、本当今は特に。無駄にはなってないと思うんですけど、あれだけ努力したリターンが圧倒的に取れてないじゃないですか、今の職場だと。」

B「あぁ…確かに。自分の場合は、いくら稼ぎたいからこの仕事頑張ってるっていう感じのモチベーションではやってなかったので、前の仕事からジョブチェンジ、そのきっかけ作り。もう少し専門性のある事も出来れば良いなと思ってたので。宅建業もですね、前の仕事と比べたら十分すぎるくらい専門的なので、自分にとっては。楽しくやれてるから良いかなと思います。」

丸山「分かりました。最後に鑑定の仕事クソだ!とかは書かないでくださいね(笑)2チャンとかに。こんな資格はクソだ!みたいな感じに。」

B「全然書かないです(笑)」

丸山「じゃあ、最後に受験生に向けて一言良いですか?」

B「今は試験の事だけ考えて邁進してください!」

丸山「ありがとうございます」

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。


⬇︎⬇︎⬇︎合格者(Bさん)の動画⬇︎⬇︎⬇︎

【2021年論文合格者2人が登場】(1/8)受験のキッカケ


丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

鑑定評価の必要性がございましたら、お気軽にご相談ください。

メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp

電話の場合:090-9300-9694

※不動産鑑定士がどんな資格かな?と気になった方は費用が安いLECがオススメなので、資料請求だけでもしてみてください(特に大学生は就活に役立ちます)

LECオンライン(東京リーガルマインド)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。