【一人目】合格者インタビュー/経歴、経緯、勉強方法など〔1/2〕

丸山「今回、合格者という事で動画を撮っていこうかと思うので、よろしくお願いします!」

一人目「よろしくお願いします!」

丸山「2022年合格おめでとうございます!」

一人目「ありがとうございます!」

丸山「経歴や勉強方法について教えてください。」

一人目「現在26歳。新卒で不動産販売会社に2年程勤務。そこで鑑定士の勉強をしたいと思い退職し、一年半勉強して令和3年に短答式試験に合格。令和3年に論文式試験に合格。今年12月から鑑定会社へ就職致します。」

丸山「退職後は1年半専業受験生として勉強して3ヶ月で短答式に合格、1年半後に論文式試験に合格し、今年12月から鑑定会社に働くという事ですね。鑑定士を目指した経緯は何ですか?」

一人目「前職は不動産の販売をやっていたのですが、業界として少し特殊で。扱っている商材は不動産でしたが、業務内容が不動産っぽくない。不動産って面白そうだなと思い、プロとして働きたいというところで鑑定士を目指しました。」

丸山「不動産の販売というのは何を売っていたのかな?」

一人目「投資用ワンルームマンションです。」

丸山「いわゆるワンルーム投資の営業マンね!」

一人目「そうですね、あのゴリゴリのやつです(笑)」

丸山「そりゃ根性あるわ、本当に(笑)あの業界は本当に大変だと思うし、ぶっちゃけそれに比べたら鑑定士の勉強の方が楽だと思うから(笑)ワンルームの世界で成績残す人間は、鑑定士の試験受かるよ、ゴリゴリの体育会系だからな(笑)」

一人目「いやいやいや(笑)」

丸山「各科目の勉強方法を簡単に教えてください。」

一人目「鑑定理論は、基本的には基準の暗記が最重要で一番時間を掛けましたし、重点を置いていたところになります。ただ、丸山さんのカウンセリングでも教えて頂いたように早めから答案構成をしていて。専業で勉強を始めた令和3年3月で、答案構成をし始めたのは5月くらいから。短答式試験が終わってからすぐ5,6月くらいから始め1年以上は答案構成をやっていたという状況です。それでも自分の回答が合っているのかは採点してもらえるまでは、分からなくて。11月以降に始まる答練で色々な修正を重ねました。直前期については、1,2時間かけて1枚しっかり全部書く事はやっていました。意識していたのは、出来るだけ模範解答から逸れないように第二の把握というのを丁寧にやり、書いたところに点数が乗らないという事故が起きないように勉強しました。」

丸山「鑑定理論は基準留意事項の暗記と答案構成。最初は量を意識して書いていくようにしていたけども、書いても点数が乗らないという事が多かったんだよね?答練で。」

一人目「最初は、ある程度覚えていて答案構成もやっていたので何となくは書けていたけども、書いても点数が乗らないというズレがあったので、そこを後半で回答と見比べてしっかり答えを把握して修正しました。」

丸山「勿論、量は意識しつつもより質を高めていったっていう感じだよね?何を意識して量から質に変わったのかな?」

一人目「そうですね。何を聞いているのかという事を意識しました。」

丸山「定義を書きなさい、これを説明しなさいという基準のここを書きなさいといった問題はほぼ考えなくても書けると思うけど、自己作文を聞かれている問題については、短くても良いから問いに対する答えを決めて上で書いたという感じかな?」

一人目「そうですね。あんまり僕は文章力がないので、短めでも良いから最低限の答えを。あと、出来るだけ基準以外の教科書も右側のページの箇所を覚えて対応できるようにトライしました。」

丸山「量をインプットして、そこからアウトプットする時は、最初は量を出していったけども精度が上がってきたら削り落としてアウトプットが出来るようになった感じかな?」

一人目「球数揃えていっぱい打って、最後にコントロール調整していくイメージです。」

丸山「他の科目はどうかな?」

一人目「似ている科目の会計は、カリキュラム的にも一番遅く取り掛かったんですが、暗記して吐き出すという感じで。鑑定理論よりも聞かれている事がはっきりしているので、単純に覚えているかそうでないかの勝負になってくる。後半は、鑑定理論と同じくらいの時間を会計にかけて、ゴリゴリに暗記をして最終的に答練もトップ10に入ってきました。」

丸山「テキストの暗記、答練総まとめもこなせてプラスαでテキストのインプットもしたっていう所ですね。」

一人目「これは専業生じゃないと本当に厳しいと思うんですけども、教科書も回したかったので答練を覚えて教科書の対応する所に挟んで、教科書終われば答練を含めて一周しているみたいな感じです。」

丸山「民法・経済はどうかな?」

一人目「民法は、教養では一番先に取り掛かり始めて、短答が終わって5月から開始。論証例の暗記をある程度覚えたら、答案構成。コツを掴むのに時間がかかるので、鑑定理論は出来た気になるまで早かったんですが、民法は出来た気にすらなるのが遅かったですね。」

丸山「その差は何だろう?」

一人目「事例分析をして答案構成をするのに時間がかかっちゃうので、何とか出来ても全然時間に間に合わないという事が多かったです。」

丸山「答案構成が出来ても書いたら間に合わないという事?」

一人目「間に合わないですね。」

丸山「答案構成に時間がかかったって事?」

一人目「分かってなくて時間がかかっちゃう感じです。」

丸山「それはどうやって改善されたの?」

一人目「回数を繰り返して。ある程度パターンがあって、そこに対応できるようにスピードと制度が上がっていったのかなと思います。」

丸山「民法は、答練・総まとめだけ?」

一人目「毎回同じ問題をやると飽きてきちゃうので、後半3か月前は、過去問を挟んだり初見の問題を解くというのをやっていました。」

丸山「ベースは答練・総まとめの問題を反復継続して繰り返し、それが出来るようになった直前期は過去問で初見の問題に対して慣れを作ったみないな感じかな?」

一人目「そうですね。論証例を全部教科書で覚えるんですけども、総まとめ・答練だけだと使っていない論証例があって。それをどう使うのかという為にも、その論証例が使われる過去問をあさって勉強しました。」

丸山「テキストにあって、答練にない論証を過去問で確認するって事ね。」

一人目「はい、論証例を覚えても使えい方が全然分からなくて。覚え損みたいになってしまうので。」

丸山「経済はどうかな?」

一人目「暗記は少なくて、授業中に配られるレジュメをざっくり暗記。他は問題解いての繰り返し。一番勉強量としては少ないと思います。」

丸山「演習はどうかな?」

一人目「一番苦手意識があった科目で。最初は短い問題を一時間以内にやって、ある程度出来るようになったら、過去問を2時間通して何度もやるといった感じです。第一回目の模試の成績がすごく悪かったので、令和4年5月以降は、毎日一問2時間やっていました。」

丸山「演習も5月以降は毎日やるようになって、対応できるようになった感じかな?」

一人目「そうですね。演習は、出来ちゃう人はすぐ出来ちゃうので、早めに自分が得意か得意じゃないか知っておいた方が良いなと終わってから思いました。

講義でも、演習は二か月で合格出来るレベルだと良く聞くけど、全員が全員そうではないかと思うので、早めに演習に取り掛かかって字分が得意・不得意の見極め作業はしておいた方が良いかと思います。」

丸山「まとめると…会計学は、テキストのインプットがメインかな?」

一人目「はい、答練は絶対覚えて、出来るだけ教科書も。」

丸山「会計学は、テキストメインのインプット重視の勉強。鑑定理論も基準留意事項のインプットと、特攻ゼミのアウトプットが半々くらいかな?比重的には。」

一人目「そうですね、後半は特に答案構成が大事かと。」

丸山「民法と経済は、基本的には問題中心の勉強って感じだよね?」

一人目「そうですね。」

丸山「民法については、論証例の暗記はするものの、その論証の使い方は問題を通じてじゃないと分からないから、最後問題に触れていって繰り返し解いていくことで、「原則→問題→提起→規範→定立→当てはめ→結論」の流れを抑えていった感じで。演習も問題中心で、出来る人はすぐに出来ちゃうけど、苦手な人も出てくるから早く判断する為にも早めに手を付けましょうという感じね。」

一人目「そうですね。」

丸山「総勉強時間は何時間だっけ?」

一人目「僕は…」

―今回はここまで―

 

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