【不動産鑑定士】TAC全答練6位の勉強法/合格しない人の特徴

時間がない方へ(書き起こし内容)

今回の動画は私の受験時代の勉強方法に関する動画です。特に受験生の参考になれば幸いです。

まず、私の通った予備校はTACです。

この理由はなんといってもその合格者割合の多さです。合格者の8割がTAC生ということなので、TACでいい点数を取ることが出来れば、そのまま合格に直結すると思っていましたので、TACを選びました。

次に私の受験環境は仕事はせず、勉強だけする所謂「専業受験生」でした。受験期間は3年かかり、私は3年目の平成25年(当時26歳)に合格しました。

ちなみに合格した年のTACの全答練では、2回とも総合6位の成績でした。

なかでも成績が良かったのは民法と経済学であり、

・民法:1回目1位、2回目4位、

・経済学:1回目4位、2回目TOP10内(すみません、詳細忘れました)

の成績で、鑑定理論はTOP20位内の成績だったと思います。

では具体的な勉強方法の話に移りますが、総論としては【手を広げない】ことです。

受験生の中には様々な本を購入する方がいます。例えば、他の予備校や会社が出している参考書を購入する、問題集を購入する、試験委員の人が書いた本を購入する、という方がいます。

そのようなことは基本的に不要です。

私が見てきた合格しない人の特徴は、基本的な部分が出来ていないにも関わらず、様々な本に手を出すけどいずれも中途半端な知識になって、結果としてどの問題が出題されても点数が取れない、という方でした。

なので、受験生の人はTACで配られているテキストと問題(答練含む)が出来るようになれば、合格水準に達します。

そしてこれらの問題については、どの問題が出題されても6割取れる、となれば合格圏に入っています。

次に私の勉強スタンスですが、

問題集をこなすという「アウトプット中心の勉強方法」

でした。

この理由は、1、2年目をインプット中心の勉強にしたことで答案を書いても「書けた」という手応えを感じなかったからです。

実際、不合格だった2年目の本試験の成績では総合判定Bでしたので、本試験では不合格者のなかでも自分より成績のいい人が100人、もしくは200人いた可能性があります。

そこで3年目にはアウトプット中心の勉強に変えたところ、成績も伸びて、無事合格出来ましたので、この切り替えが功を奏したと考えています。

あとは、必ず週一で休みを取っていました(笑)

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休日の過ごし方については⇩⇩⇩こちらの動画⇩⇩⇩をご覧ください。

【不動産鑑定士】 88/(試験勉強期間)休日はこれがオススメ

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勿論、この休みの日も遊びに行くということはせず、6日間で100%の勉強ができるように身体を休めるという過ごし方でした。

次に各論として科目別の勉強方法に移ります。

鑑定理論について

鑑定理論については、1週間で鑑定評価基準及び留意事項(以下「基準」)を1周させていました。

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この範囲については⇩⇩⇩こちらの動画⇩⇩⇩をご覧ください。

【不動産鑑定士】 71/(切り抜き版)直前期の過ごし方/1週間で基準を回すには/他

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2年目まではただ基準を音読するだけだったので、理解が伴っていなかったです。そこで、3年目に基準を分解して、自分なりその文章が何を言っているのか、ということを意識しながら覚えるようにしました。

やり方としては、A4の紙に各章ごとのフローチャートを作成し、それを見ながらボイスメモに吹き込んで、それを聞き返すことで基準が言えているかどうかの確認をするという方法です。

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このやり方については⇩⇩⇩こちらの動画⇩⇩⇩をご覧ください。

【不動産鑑定士】 49/秒速で鑑定理論が分かる丸山式ハイパーメソッドwww

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私はこの暗記方法で基準の暗記と理解が深まりました。

それに加えて鑑定理論は、過去問とTACの答練や総まとめといった問題を1日約10問答案構成をし、あと演習を1日1問解いたことで、鑑定理論の土台が出来上がりました。

これらを合計すると鑑定理論だけの勉強時間は、1日5~6時間程度はしていたはずです。

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⇩⇩⇩関連動画(基準の暗記は「てにをは」まで覚えますか?)⇩⇩⇩

【不動産鑑定士】 34/鑑定評価基準はどこまで暗記すればいいのか/優先すべきは暗記?それとも理解?

【不動産鑑定士】 106/基準の暗記の話、あれ本当ですか?

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会計学について

会計学は、テキストの定義の暗記が中心です。

これは問題の聞き方がテキストの定義や意義を書かせるような聞き方なので、それらを暗記することで答案が書けるようになるからです。

勉強方法は、テキストの文言を100円ショップで売っている暗記マーカーで消して、色のついた下敷きを当てながらひたすら暗記していました。

会計学の勉強時間は1日2時間程度勉強し、予備校のテキストも2週間で1周させていました。

民法について

民法は1、2年目を論証例の暗記ばかりをしていて、問題を解いていなかったため、3年目からは1日2問解くようにしました。

実際に答案を書くことはしなかったですが、答案構成と論証例を書く、ということをして、その書いた答案はファイルに保管していました。

これをすると2周目に入ったとき、同じ問題の同じ個所を間違えているということに気づきます。

このような気づきが3周目に入ったときに生きてくるので、3周目には書けるようになりました。

民法の勉強方法は1日2時間程度していたはずです。

経済学について

経済学は、ミクロとマクロの問題をそれぞれ1日1問ずつ解いていました。経済学も民法同様、完全な答案は作成しないにしても答案構成だけしていた、という状況でした。

そしてこれも民法同様ファイルに保管することで、2周目に毎回間違える箇所に気づき、3周目に改善される、という状況でした。

経済学の勉強時間は多いときでも1日1.5時間、少ないときは30分という日もありました。

以上が私の勉強方法になります。概ね、1日12~13時間の勉強はしておりました。

この話が受験生の助けになれば幸いですが、最後に受験生の方に伝えたいことがあります。

それは、この試験は勉強すれば誰でも合格することができるということです。

その理由は自分がそれで合格したからです。私の最終学歴は高卒ですし、その高校も偏差値が44の工業高校でした。

なので、自分自身のスペックは相当低いはずですが、それでも勉強したことで合格出来ました。

最後に

私の好きな言葉として、カイジという漫画に出てくる班長の大槻というキャラクターがいますが、その大槻のセリフに

「明日から頑張るんじゃない、今日だけ頑張るんだ。今日頑張った者、今日頑張り始めた者にのみ明日が来る・・・」

というものがあります。

受験時代、この言葉は受験生のためにある言葉と思って、毎日勉強を続けていましたが、この言葉にあるように受験勉強は「今日」をひたすら頑張ることが必要であり、それを続ける期間になります。

毎日の勉強は本当につらく、投げ出したくなることもあると思いますが、自分に打ち勝って日々の勉強に励んでください。

合格すればすべてが報われますし、これから素晴らしい人生が待っているはずです。

以上が今回の動画です。ありがとうございました。

丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

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