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時間がない方へ(書き起こし内容)
8月1日から有料版パーソナルトレーニングが開始されました。第一回目のカウンセリングが終わりましたので、そこで受けた相談や受講生の悩みについて、お話します。今回の動画が同じような悩みがある人の参考になれば幸いです。
まず、生徒様の属性ですが、20代:3人、30代:2人。40代:1人、50代:2人となります。
そして兼業生と専業生の割合は、兼業生:5人、専業生:3人です。男女比は、女性:1人、男性:7人であり、予備校割合は、TAC;7人、LEC:1人という割合です。
次に勉強方法ですが、アルバイトを含む兼業生は使える時間が少ないので、仕事がある日は1日3~4.5時間程度がベースになります。そして休日は1日8~9時間の勉強をしてもらいます。
1日の使い方としては基準の暗記を出社前の朝行い、かつ一週間で基準を1周してもらいます。これは毎日休みなくやってもらいます。
⬇︎⬇︎⬇︎基準を一週間で回す範囲⬇︎⬇︎⬇︎
学習の仕方は以前作成した暗記レジュメを参考に、塗りつぶす箇所を予備校のテキストに写していただき、そこに100円ショップで売っている暗記シートを当てながら音読をしていただきます。
⬇︎⬇︎⬇︎暗記レジュメ⬇︎⬇︎⬇︎
やり始めは暗記が出来ないので、言えない部分が多いと思いますが、そのような場合は一度シートを上げて、文字が見える状態で音読をして、その後再びシートで隠して音読し、それが言えたら次に進むというイメージです。
そしてその際には私が以前作ったフローチャートを見ながら、どこを勉強しているのかということを俯瞰しつつ勉強をしてください。
⬇︎⬇︎⬇︎基準のフローチャート⬇︎⬇︎⬇︎
次に鑑定理論の過去問の答案構成です。これは1日2~4問解いていただきます。
⬇︎⬇︎⬇︎過去問の大切さ⬇︎⬇︎⬇︎
この試験は論文式試験に合格する必要がありますので、早く論文の問題になれる必要があります。やり方としては、問題を見て問題が何を聞いているのか、ということを理解した段階で答案構成をし、すぐに答えを見てください。この勉強の目的は問いに対する答えが何かということを理解することです。基準の言葉をどのようにして引用して解答すればよいか、さらに基準の引用では解答ができない問題の場合にはどのように書けば良いのか、ということを過去問を通じて理解する必要があります。
⬇︎⬇︎⬇︎基準以外の文言を覚えるポイント⬇︎⬇︎⬇︎
ここでの注意点は分からない問題に時間をかけないということです。今はインプットの時期なので、たくさんの問題に触れる必要があります。そして問いに対する答えには何があるのか、ということを理解であったり暗記する時期です。なので分からない問題であってもそこで立ち止まらずに次の問題に進んでください。
それと行政法規の1講義分の復習であったり、時間がある人は教養科目の講義を見てもらいます。
仕事がある日はこのようなイメージで勉強をしていただきます。
休日はこの勉強+講義を1~2コマと鑑定理論の答案構成を増やして頂きます。
次に専業生ですが、専業生は1週間のうち6日間は勉強し、1日休むという日程です。1日の勉強時間は概ね9~10時間勉強していただきます。予備校によっては講義が始まっていない科目がありますので、その分は基準の暗記に充当していただきます。
特に兼業生で正社員の方は時間がないということを認識する必要があります。それを認識しないまま他の受験生同様のスケジュールで勉強しようとすると、少しずつペースが間に合わなくなって、不安や焦りの気持ちが徐々に大きくなり、最終的には勉強を辞めてしまうという人が多いです。
したがって、正社員の方は時間がない分学習範囲を絞り、かつ1年での合格ではなく2年の合格目標でスケジュールを作りました。
⬇︎⬇︎⬇︎社会人受験向け⬇︎⬇︎⬇︎
科目別の勉強方法ですが、鑑定理論は基準の暗記と過去問の答案構成、教養科目は予備校の答練や総まとめ、こう書けシリーズの暗記です。
なお、教養科目では過去問は直前期の答案構成程度でよいので、普段から使用する必要はありません。理由としては鑑定理論は過去問からの出題が多いですが、教養科目は試験委員の色が強く、汎用性に欠けるのでこれを日々の勉強で使っても効果がないと思ったからです。私の経験上、その分は予備校の基本的な問題をこなした方が効果的でした。
ただし、直前期には本試験の問題に慣れる必要がありますので、3回程度の答案構成をしていただきます。
各科目の勉強時間の配分ですが、鑑定理論を10とした場合、民法を7、会計学を5、経済学を3とするイメージで進めていきます。したがって、1日の学習時間も鑑定理論が1番多く、経済学が1番少なくなります。
そして各科目の勉強内容ですが、まず経済学はグラフが書けるようになれば問題ありません。会計学はテキストに記載されている定義や意義の暗記が出来れば十分です。
ただし、民法は論証例の暗記だけでは答案が書けるようになりません。民法の答案は、問題提起、規範定立(論証例)、あてはめ、結論の4構造で書く必要があります。さらに問題提起も書き出し方がある程度パターン化されているので、それを覚える必要があります。
さらに問題文に当事者の主観がない場合には、あてはめでは「Aが悪意であれば、Aは保護されない」といった場合分けの書き方をする必要があります。なので、民法は事例に応じた解答の仕方を意識して覚える必要があります。
教養科目については特に分かる問題しか書けないので、いかに多くの問題をこなしてそれを覚えるかということが合格に直結するはずです。
それに我々の目的は鑑定士になることが目的であって、弁護士や会計士や経済学者になることが目的ではないので、合格できる水準の勉強をすれば十分です。
最後に民法ばかりであったり、経済ばかりのように偏った勉強はしないでください。それを続けてしまうと得意科目と苦手科目ができてしまいます。
この試験は得意科目を伸ばす試験ではなく、苦手科目をなくす方が合格に近づきます。なので、勉強を始めた段階から苦手科目を作らない勉強が大切になります。私の勉強方法では各科目均等に触れてもらうようにしており、その中で必要な勉強量に応じて勉強時間を調整しました。
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。
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