今日の動画は、私のカウンセリング生の方で今回短答式試験が恐らく落ちたかなっていうような方がいらっしゃいまして、その人が20代後半の社会人受験生の方なんですけど、その人と色々話したのちに最終的に鑑定士の方から撤退するっていうような話しをしましたので、そこで話した内容だったり経緯といったものを動画にしてお話ししたいと思います。
私の受講生の方でも3人くらいは多分短答には受かったんだけど論文には進まないという方がいまして、その方々も論文の大変さであったり今勉強する環境っていうものが整ってないっていう方がいたりして論文には進まない方がいますので、今年の短答に受かった方でもこの動画を見ていただいて、「論文に進まない」という選択肢もありますので参考になれば幸いです。
今回ですね、パワポを使って説明したいと思います。
まず受験生の概要なんですけど、社会人受験生で年齢は20代後半の方です。働いている業界は異業種の方でした。鑑定士試験の受験のきっかけとしては、大きく言うと転職のきっかけとしてという事になります。
挑戦した理由が3つあって、今の会社では転勤があるので転勤を考慮したライフプランしか建てられないっていうのが1つめの理由で、2つ目がジョブローテーションがあるのでゼネラリストにはなれるんですけどスペシャリストにはなれないっていうのが2つ目、そして3つ目が独立を狙えることですね。
当初の予定では短答式試験の合格後に鑑定業界へ転職しようという風に考えていたんですけど、今回短答が残念な結果になったので今後の事を相談しました。
私の提案としては、鑑定士試験からの撤退というのを提案しました。ご本人は継続する意思があったんですけども、次の4つの理由を二人で話しあって撤退した方が良いですかねっていう結論に至りました。
まず1つ目は、働いている環境からどうしても勉強時間の捻出が困難ということです。20代後半の方でちょうど油が乗っている時期だったので、どうしても仕事で大きな案件を任されるような立場になったりしまして、中々勉強時間の捻出が難しそうだなという所ですね。
2番目の理由としては、勉強時間が捻出出来たとしても論文で三振する可能性があった事。つまり、短答合格から向こう2年間やったとしても受かるかどうかが半々くらいかなという所だったんですよね。そこでもし短答免除がなくなってもう一回短答からってなると「そこでは勉強出来ない」と仰っていたので、それで撤退するんだったら自分としては勿体ないかなと思ったので、ここでの撤退を薦めました。
3番目の理由は試験合格後の年齢が30(歳)以上になってしまうことで、大手への就職が難しいことですね。
そうなった時に4番目の理由で、鑑定士になってから今の年収を超えるのは相当な年数が必要になります。どうしても鑑定士の場合、実務修習が終わって鑑定士になってから給料が上がる世界なので、それまではどうしても大手でも低い賃金で働くのかなという所はあります。結婚もされて今の年収との兼ね合いで考えると、それだと少しリスクが高いかなという所があったんですよね。
提案した内容としては、そもそもの目的が人生の決定権を自分が持つという事にありましたので、転勤がない会社への転職を考えました。
そこに対してはAM会社への転職を勧めました。私が知ってるのがそこしかなかったからなんですけど、AM会社の場合、転勤がない会社が多いので、年収も上げられて且つそういったライフプランの立てやすさを考えてAM会社をお勧めしました。
ただし、いきなり異業種からAM(会社)に行くって言っても面接で落ちる可能性があったので、次の3つの資格を取ってから行きましょうという話しをしました。
それは宅建と鑑定士の短答式のみです。あとは証券化マスターという資格ですね。
この理由としては、この方は業界未経験だったので不動産業界で働く事を考える場合、ある程度の武器を持っている方が戦いやすいからなんですよね。
勿論、この様な資格がなかったとしても戦えるんですけども、勝率を考えるとこの様な資格があった方が勝率が上がるかと思います。従いまして、人事の人から「この人は未経験だけど資格を色々持っているから大丈夫だろう」と思われるような人材になるために資格を取ったらどうですかという事を提案しました。
宅建と短答式っていうのは説明不要だと思うんですけど、AM会社に勤務されている方は証券化マスターっていう認定資格を持っている方が多いので、AM会社で働く場合には基本的にはこの資格取得も推奨されるので、事前に取っておいた方が人事の受けが良くなるんじゃないかなと思ってお勧めしました。
こういう風にですね、資格っていうのはあくまでも使いこなすっていう事が大事だと思います。
鑑定士の試験は、鑑定士になるという事だけじゃなく転職の武器として使ってもらえると幸いです。
勿論、この方法で確実にAM会社から内定が出るかって言うとそんな事はないと思いますし、最後はその人のキャリアだったり面接での受け答えだったりという所にはなるとは思います。ただし、資格を転職の材料として使ってもらいたいと思っています。
こういった資格の使い方っていうのも参考にしてもらえたら幸いです。
以上が今回の動画になります。ありがとうございました。
⬇︎⬇︎⬇︎合格者の動画⬇︎⬇︎⬇︎
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