【地方開業の実態】大分県で開業した先生に色々と教えていただきました!(実務修習編)

今日の動画は、久しぶりの対談動画になっています。

対談させてもらった方はですね、元大和不動産鑑定の利根(としね)先生という鑑定士の方ですね。

利根さんは今地元である、大分県で鑑定士としては珍しい事業承継の形で事務所を経営されている鑑定士の方になります。

今年、利根さんの事務所の方で初めて実務修習の生徒を受け入れることになりましたので、募集も兼ねて動画の方を撮らせてもらいました。

話した内容としましては、まず、利根さんの会社で実務修習をするメリットですね。

あとは、地方の鑑定会社の実態と言いますか業務内容についてお話を伺っております。

鑑定士としては珍しく鑑定だけじゃなくて仲介とM&Aの事業もされていて、最近ではAIを使った価格査定などもやってですね、ご自身で物件を買って投資家として様々な一面を持っています。

これから開業を考えている方はただ単に他の鑑定会社に行って実務修習をするっていうのも良いとは思うんですけど、せっかくなら色々な事を経験できる事務所で実務修習をした方が独立後のノウハウであったり自分の知見が広がると思いますので、開業を考えている方は利根さんの事務所で実務修習をする事をお勧めします。

それでは、動画の方をご覧ください。どうぞ。

丸山「お久しぶりです。」

利根「お久しぶりです。お久しぶりな感じもしないけどね。」

丸山「でも、利根さんと私お会いするの、大和の麻雀大会以来なんですよ。5年くらい前だと思いますね。多分、利根さんが30後半だった気がしたんで。」

利根「あ、じゃあそのくらいかも?今45(歳)なんで。」

丸山「で、私と利根さんて被ってないんですよ、大和時代。」

利根「そうだよね、確かに。」

丸山「ずっと自分はお話しを聞いていて、利根さんの。」

利根「元気な子がいるなと思っていたら、まさか辞めて独立とは」

丸山「すみません、今日はありがとうございました、お忙しいところ(笑)」

利根「いえいえ、とんでもないです。」

丸山「最近、本当にお仕事が忙しそうですね。」

利根「そうね、お陰様でというか何というか。面白い仕事が増えてきたなっていう感じで。」

丸山「AIで査定やったりとか、多分鑑定会社でやってる所ないですもんね。」

利根「あ~多分調べてないけど、うちだけやろね。」

丸山「スタッフ何名くらい抱えてるんですか?」

利根「うちはパートさん3名に社員1人。だから、俺入れても5人体制。」

丸山「あ、そんなに多いんですね。」

利根「大きいのかな?でも、仲介部門もあるっていうのもあるけど。」

丸山「盤石な経営基盤を築いてる感じですね。じゃあ、すみません。今回宜しくお願いします。」

利根「お願いします。」

丸山「まず、簡単な利根さんのご経歴と、独立の経緯をお話しいただいても宜しいですか?」

利根「大学までずっと大分にいて、就職も地元の大分銀行っていう地銀に入って、三か月で辞め、そこから個人の鑑定事務所に入って28(歳)までかな。そこで補助者を6年間やった後、28歳の時に大和鑑定九州支社に採用いただいて、そこから大和鑑定での仕事が始まった感じですね。なんとか働きながら合格して、その頑張りを多分認めてくれたのが、波多江さんね、大和の現社長の。その時は、九州支社の部長だったけど、東京に転勤した後に呼んでくれて、晴れて東京本社に勤務になって。そこから5年間かな、大和鑑定で仕事させてもらって、色々家庭の事情とかもあって大分にUターンするようになったので、まずは独立してみようと思ったところ、今の会社の前身の鑑定制度が始まったころからある大分県の事務所のおじいちゃん鑑定士が跡継ぎを探していて、連絡したら、たまたま引き継ぎ前提でうちでやってみるかという話しになったので、是非是非と。専務の形で入って、1年くらいかな。1年くらいたったら、もうその方が体を悪くしちゃったんで、正式に事業を引き継いで今の会社を立ち上げて今に至るというのが経歴というか、独立までの経緯です。」

丸山「今回、利根さんの方で初めて実務修習の受け入れをするっていう所なんですけど、見れる人数は何人くらいを考えていますか?」

利根「机がある分という意味で言うと、2人、3人は受け入れられるけど。確か上限は5人?」

丸山「鑑定士一人につき5人くらいでしたね。」

利根「なるほど、そういう意味では5人。テーブルはあるので。」

丸山「じゃあ2-5(人)というところですかね?」

利根「そうですね。」

丸山「かかる費用としては、どれくらいになりそうですか?」

利根「基本、うちに支払うという意味の金額で言うと一人100(万円)くらいはみておいていただこうかなという感じですね。」

丸山「プラス(鑑定士)協会の方に確か30万ぐらい払うと思うので...」

利根「はい、そうですね。そっちは当然また別ですね。」

丸山「じゃあ合計、利根さんの所で受けようと思ってる人は、130万ぐらいの感覚を持っていれば大丈夫ですかね?」

利根「ですね、はい。」

丸山「年齢層(制限)とかはありますか?上はとか下はとか。」

利根「自分の好みというか、受け入れたいという理由になったのはやっぱり若い人を育てたいというのがあるので、そういう意味では30代以下が理想は理想ですね。あの、40、50代の人も全然NGですとは言わないけど、新しい事をしたいっていう鑑定士を育てたい。育てたいと言ったら大げさだなぁ...何かこうバックアップしたいというのがあるので。」

丸山「出来れば30代以下ぐらいの方が、利根さんとしても教えやすいというかフォローしやすいという所が?」

利根「ですね。それで、うちの事業の特徴が詳しい事をガンガンやったりとか、結構ニッチな所に行ったりもするので、若い人の方が結構面白がってくれるんじゃないかなあと思って。」

丸山「利根さんの事務所に行こうと思ってる人は基本九州エリアの方だと思うんですよ。他にも実務修習の受け入れ先ってあると思うんですけど、利根さんの所に行くメリットというか強みみたいなものって何かありますかね?」

利根「ある意味うちの特色みたいになるかもだけど、それこそさっき丸山くんも見つけてくれたAIの査定とかもそうだし、そういった鑑定プラスαの事を沢山やってるので、M&A然り、仲介然り。AI査定然り。収益物件の実際の運用もそうだし。だからこう机上じゃないというか実践できる部分が多いというのは間違いなく言えるのかな。」

丸山「多分、他の鑑定事務所は合格させる事だけになると思うんですよ。多分、利根さんの事務所に行くと、合格プラスαで仲介だったり、M&Aだったり他にAIやったりとか。他の事務所では学べない業務も見れるっていうのが、他の鑑定会社にはない部分っていうのが一番強い感じがしますね。」

利根「そうですね、それを修習という制度でそこまで求める必要があるのかと言うと難しいけど間違えなくそれはあるかな。だから、修習はそもそも合格が目的じゃなくて、スタートなので。仕事を作っていけないと意味がないというか。さっき言った100万が高いか安いかは人それぞれだと思うけど、多分、どの事務所もそうだけど、この事務所からすればノウハウは切り売りに近いものがあるので、全然なんなら安い...俺からすれば。それでこんな仕事があるんだ。あんな仕事の取り方があるんだとか学べたらもう余裕でペイするよねっていうようなスタイルで俺は修習を考えているので、本当、修習に合格さえすれば良いんだって人は逆に合わないかもしれない。」

丸山「うーん、そうですよね。他の所は多分、お金払って修習合格。利根さんの所は、お金払って修習合格+利根さんが行っているリアルな事業を生で触れることが出来るって大きな大きな経験になると思うんですよね。」

利根「今修習合格って何割なんだろうね?」

丸山「多分利根さん達の時よりは難しくなってますね、今。」

利根「何割くらいなんだろう...」

丸山「我々の時で、8割ちょっとあったんですよ、合格率が。7割くらいに落ちてるって聞きますね。」

利根「まぁ、でもね3割ってやってないでしょっていう世界じゃない(笑)?もうめちゃくちゃ意地悪な言い方をすると。その3割に入っちゃうような人は、努力が単純に足りないよってだけで、絶対評価でしょ?3割落とすってやつじゃないでしょ?」

丸山「多分違いますね。」

利根「基本、これをクリアしておけばOKって意味で言うと、それは受かって当たり前で。あとプラスα修習の時にどれだけ与えられるかがこっちの責任かなくらい思ってるけど。」

丸山「因みに、利根さんは独立後に扱った案件は、実務修習も13類型あると思うんですけど、どういう案件を大分ではされてるんですか?今。」

利根「大分は、殆ど更地。あと鑑定評価の類型とはちょっと異なるけど、農地・山林。あと、自建、貸家。逆に一棟ものとか、よく東京でやってた収益物件はそんなにないかな。収益価格というよりかはどちらかと言うと積算価格。ただ、積算価格が色々ややこしい。変則的なのが多いので、評価条件とかからめちゃくちゃ苦労するよねっていう...」

丸山「賃料評価はどうですか?」

利根「多分、大分ではない。東京の時のお客さんが、何人か今でも繋がってる人がいて、この人が福岡とか交渉の時に何か作ってって言ったのはいくつかあるかなという感じで。」

丸山「さすがに借地権、底地はなかなかないですよね?」

利根「底地はある。ただ、借地権はないかな。あと、区分もない。マンション査定もほぼ比準でいっちゃうので、ややこしい積算の効用費うんぬんみたいなのもほぼやらない。昔はね、よくやってたけど。」

丸山「じゃあ実際の案件としては、借地権、区分はあんまりないっていう事だったんですけど、実務修習上はそこについては当然教えられるっていうノウハウはある感じですかね?」

利根「勿論、そこは想定して俺が依頼者になって依頼するような形で。ノウハウはあるので、全然指導は出来るかな。まあ丸山くんも大和にいたら大体...ほぼね(笑)」

丸山「自分も大和にいた時、利根さんがいた時より出来上がってたんですよ会社の中が。自分、証券化が殆どだったんで自分の時は。」

利根「そやね、証券化って別に鑑定士じゃなくても出来るもんね。」

丸山「自分は正直鑑定士でしたけど出来てたかどうか不安でしたけどね。」

利根「いやいやいや(笑)」

丸山「じゃあやっぱりメリットは利根さん程、手を広げて色々やっている独立してる人って自分知らないんですよ。それが地方っていう中でもやってるわけじゃないですか。自分で色々動いて。そこの可能性っていうものを一番肌で感じ取れるっていうのは修習だけじゃないノウハウというか大きな財産になる気がしますね。」

利根「そうですね、そうういう意味ではそういった本当にリアルな生き抜き方というか、地方の。より具体的に生々しく言うと、俺、何でそもそも若いのを揃えたいなって思ったかと言おうと...」

次回へ続く


⬇︎⬇︎⬇︎次の動画⬇︎⬇︎⬇︎

【地方開業】鑑定会社を事業承継(M&A)で取得した話

⬇︎⬇︎⬇︎地方開業の実態⬇︎⬇︎⬇︎

【地方開業】鑑定士は田舎で食っていけるのか?


丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

鑑定評価の必要性がございましたら、お気軽にご相談ください。

メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp

電話の場合:090-9300-9694

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