【五人目】合格者インタビュー/経歴、経緯、勉強方法など〔1/2〕

丸山「合格おめでとうございます!」

五人目「ありがとうございます!」

丸山「今年、短答、論文の一発合格だったのは●●さん(五人目)だけだったんですよ。」

五人目「自分でもびっくりしました!ありがとうございます、お陰さまで合格出来ました。」

丸山「無事に内定も取れて。」

五人目「本当に運が良かったと言うか。」

丸山「では、ご経歴から教えてください。」

五人目「年齢は20代。2021年4月に勉強開始し、2022年3月から専業で勉強しておりました。本日はよろしくお願いします。」

丸山「よろしくお願いします。鑑定士を目指した経緯は?」

五人目「元々不動産業界に興味があり、まず宅建を受験しました。勉強中に不動産鑑定士というワードが出てきて気になり調べた時に、実際に働く人の本などを読む中で自分も将来なりたいと思うようになったのがきっかけです。」

丸山「宅建を勉強していた時に鑑定士を知り、興味を持ったんだね。各科目の勉強方法を教えてください。」

五人目「鑑定理論は根性で暗記(笑)私は年内のうちに進めておきました。早めに覚えておけば、後々自分を楽にする自分のためになるので、早いうちにやっておいた方が良いのかなと思います。また暗記をする際は、公式をイメージし今どこを暗記しているのかを意識する事で答案構成の時に役立つかなと思いました。あとは、論点を覚えておくことが大切だと思います。基礎価格の良く出る論点が例えば正常価格との比較だったり、基礎価格の留意事項など…絶対積算法を聞かれたときに絶対出るだろうという所は抑える。初めて見る論点は出来ないのは当たり前であまり差が出ないので、マスター問題集の基礎40問を目安に勉強していました。」

丸山「鑑定理論は頭を使って考えながら暗記していたんだね。」

五人目「じゃないと、ごちゃごちゃになるので頭の中でイメージしながら暗記していました。」

丸山「ただ、全部には当てはまらないよね?鑑定理論の暗記では。」

五人目「はい、手法に関してだけですね。」

丸山「あとは問題集を見て、正常価格と基礎価格の相違点とか限定価格と正常価格の相違点とか…」

五人目「そういう所で最有効使用の事とかも混ざってくるな、と考え意識しながら勉強していると私は良かったです。」

丸山「民法は?」

五人目「ミニテストを馬鹿にしないという所に尽きるかなと思います(笑)理解先行でやっていましたが、論証例ミニテストを用意して間違えても良いから回答を見ずに自分の頭で考えてみる。客観的に見て、どの人が可哀そうなのか、誰を保護したいかなどをイメージして自分の言葉で書いてみる。条文と問題を見て解釈し、解いて回答例を見て少しずつ理解をしていく。一周目でできないのは当たり前ですが、それを十周くらいするとスラスラと解けるようになります。まずはミニテストから始めるのがおすすめです。」

丸山「論証の暗記はしましたか?」

五人目「半分くらいです。難しすぎて一語一句覚えられないので、講義の時に絶対に落としてはいけないキーワードを教えてくれるので、マーカーを引いて絶対に落とさないようにしていました。例えば不法原因給付について…まず不法とは何か。給付とは?登記不動産の場合、未登記不動産の場合はどちらに当たるかなど、論文を書く流れが分かってくるのでそういうところを覚えていました。」

丸山「論点によって問題提起から結論まで書くパターンもあれば、最初に要件を書いてそれに対して当てはめていくパターンもあったりして問題を反復継続する事で解けるようになった感じだね。論証の暗記については、そこまで完璧にはしないで先生が言っている落としてはいけないキーワードを抑えて、10点満点は採れなくても8点は採れるような覚え方をした感じかな?」

五人目「はい、仰る通りです。」

丸山「これも意識しながら頭を使って覚えた感じだよね!」

五人目「そうですね(笑)やっぱり頭を使った方が忘れないかなと体感して。一ヶ月くらい民法の勉強が出来ない時があったのですが、全部忘れているんだろうなと思って解いてみたら、解けたので理解をしながら勉強していたからなのかなと思いました。」

丸山「会計学は?」

五人目「苦手だったので何も言える事がないんですけども…目次を見てA・B・Cの割り振りのAの意義は言えるかチェックをつけていき徐々にA・Bと広げていく勉強をしていました。結局Aしか覚えられず、B少しと答練しかやっていないです。」

丸山「メインはテキストをインプットしたのかな?」

五人目「そうですね、そうすると全体像も理解できるので。」

丸山「そこも鑑定理論の勉強方法に近い感じかな。Aの部分って応用答練とか直前答練とか、総まとめも載っているもんね?」

五人目「そうだと思います。」

丸山「重複している部分はテキストで抑えて、B部分もテキストで抑えて。Aだけどテキストに載っていない部分は答練とかで抑えるっていう感じだね。」

五人目「そうですね、あんまり点数は良くないかなと思うので、もっと会計学は頑張った方が良いのかなと思います。」

丸山「会計学は少し勉強が足りてなかったんだね。」

五人目「全然足りてないですね、会計学で落ちるかもって思っていました。」

丸山「経済学は?」

五人目「これも全体像を意識する。定義の暗記も私はそんなにしていなくて。直前期や答練の前に見返すくらいでした。理解をしながら暗記をしたので忘れず早くなるので時間もかからないかなと思います。予備校の先生の授業も分かり易くて好きでしたが、+YouTubeも活用していました。モギ先生という方のモギ塾というYouTubeなのですが、問題と解説のセットの動画なので隙間時間に見て理解して、TACの類似の答練を解いて理解を深めてました。」

丸山「数学強かったもんね。最初の頃から数学に対する拒否反応はなかったし、やったら何となく解けた感じだったからそんなに経済はやらなくても良いんだなと思いました(笑)」

五人目「グラフが書けて、計算と定義が書ければ他の受験生と大差ないと思います。」

丸山「演習は?」

五人目「短答の後に勉強開始したのですが、(それまでに基本講義のみ受講)時間がなかったのでアクセスアルファベータ8回、応用答練、直前答練、全国模試だけ完璧にしました。あとはTACの先生に抑えておいてほしい累計の過去問を解いて試験に挑みました。」

丸山「演習始めたのが5月以降だもんね?」

五人目「本当にきつかったです(笑)」

丸山「わずか二か月で合格点に持っていったなんて、本当にガッツと根性あるよね(笑)」

五人目「周りにいる人は演習が得意な人が殆どなので、どうしよう…と思っていましたし、本試験でもできなかったので早めにやっておいた方が良いに越したことはないかと思います。」

丸山「もう少しやっていたら、得意になれた?」

五人目「します(笑)あと一ヶ月あればという風に思いながら、直前の一週間の半分くらいは演習をやっていました。間違える箇所は大体同じなので、そこをメモして自分の間違えやすいポイントを試験前に確認したので計算ミスは少なかったのかなと思います。」

丸山「勉強時間が少なかったから苦手意識があったけど、短答の時に演習できていけたら自身はついたかな?」

五人目「そこまでは言えないですけど、得意にしたかったなという気持ちはあります。」

丸山「行政法規は?」

―今回はここまで―

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