【2021年論文合格者2人が登場】(2/8)鑑定理論の勉強方法を伝授!

­― 一人目(Bさん) ―

丸山「では、各科目の勉強方法を伺っても良いですか?」

B「勉強方法は、鑑定理論と民法と会計の暗記の方法は殆ど同じで、音読ですね。最初の2ヶ月くらいだったかな、丸山さんに一番最初に教えてもらったマークペン(暗記ペン)で塗りつぶしてシートを隠して言えるかなって。ちょっと考えた後に言えなかったら、ちゃんと(シートを)外して音読するような形で、大体言えるようになった後は音読しながら大事な所は目を瞑った状態でも言えるかな?というのを確認しながらやっていたという感じですかね。鑑定理論の暗記に関しては、最初は、1週間に1周のペースでやっていて。やっていく時間を増やしたんですかね、確か。勉強時間を増やしていってたので、3日で1周になったんですかね、最終的に。1週間で2周やってたと思います。」

丸山「じゃあ鑑定理論の暗記については、暗記する時間は増やしてないけど、徐々に暗記していく中で読むスピードが速くなっていって、それが1週間1周から5日に1周になって4日に1周になって、2日に1周になっていう様に回すペースが速くなっていったっていう感じですかね。」

B「そうですね、そんな感じです。」

丸山「大体どのくらいから速くなりましたかね、基準の暗記は?」

B「9月、10月くらいから。」

丸山「じゃあ5月から勉強始めて、10月とすると...鑑定理論の暗記だけで780時間やってるんですよ。だから、800時間くらい行くとちょっと開いたかな?みたいな感じでしたかね?」

B「そうですね、並行して答案構成とかもやっているので、特にここはよく使う基準なんだなっていうのは頭に入ってきている頃。まだその時は、留意事項とかは全然ですね。」

丸山「じゃあ、いわゆるAっていうような部分の基準の定義とかそういう重要な部分は大体頭に入ったかなみないな?」

B「そうですね、そこをひと月毎に覚えていってたっていうイメージですね。9月くらいから、この月は5章の対象確定条件あたりの基準が良く覚えられたとか。10月になったら6章とかそんな感じでやってました。」

丸山「じゃあ自分の中でも課題設定してたっていう感じですね。答案構成の時間も含めると940時間で1000時間弱なんですよ。他の人を見ても1000時間超えてくると結構鑑定理論は開ける感じがしますね。鑑定理論はそんな感じで、毎月毎月課題設定していく部分を増やしていくっていう風にして広げていく感じですかね、大体全部覚えたなってあたりは何月くらいでした?」

B「全部とかだと、5月くらいですかね。」

丸山「じゃあ1年くらいですね、ちょうど。」

B「そうだと思います。」

丸山「それが1,800時間ですね、ちょうど。1,800時間くらいすれば、ほぼほぼ鑑定理論は大丈夫でしょうという感じですかね?」

B「ほぼほぼ...と思います。」

丸山「直前答練から全答練2回目までの鑑定理論って、概ね何点くらい取れてました?」

B「概ね35(点)ですかね。」

丸山「じゃあ7割って感じですかね。」

B「7~8割って感じですかね。」

丸山「6割下回った事はなかったですよね、確か?」

B「なかったです。」

丸山「鑑定理論は、全国模試で何位でしたっけ?」

B「鑑定理論は、●位でした。」

丸山「20番以内ですね。じゃあ鑑定理論については論文で点が取れるようになる勉強方法ってどういう勉強方法をすれば大丈夫ですかね?」

B「これで書けるかっていう所を念頭において暗記もやっていたかなと思います。答案構成して、流れとかこういう風に書いていく順番とか自己文でこういう事を書いておけば良いかっていう...実際採点してもらって、点数の乗り方とかを見て書けるかっていう感じで。」

丸山「じゃあ、絶えず答案構成の段階から論文を書くイメージをして答案構成をしていたっていう感じですね。」

B「そうですね。」

丸山「極端な話し、原価法の定義を書いたら定義を思い浮かべるじゃないですけど、ただ答案構成でパッパッパッとパズルみたいにするんじゃなくて、定義っていったら定義書けるかな?とか、絶えず論文で書く時のイメージをしながら答案構成をしていたっていう感じで大丈夫ですか?」

B「そうですね。」

丸山「ありがとうございます。」

― 二人目(20代中盤 社会人受験生) ―

丸山「各科目の勉強方法について入っていくんですけど、鑑定理論から聞いていっても良いですか?」

C「はい、分かりました。鑑定理論については、暗記と答案作成のバランスが非常に大事だなと思っていて、暗記については全員等しく確実に向き合わないといけないと思っています。TACであったりLECでも言ってる通り、最低6割。できれば8,9割覚えておかないと勝負にならないので。暗記は必ず必要だという所で、早めに腹をくくるべきかなと思っています。私の方では、初期はA論点と呼ばれるような定義っていうのを暗記しつつ、かなり早いタイミングから答案作成っていう所を進めてました。暗記だけ進めていくのも良いんですけど、答案作成の定義をどの部分で使うのかとか、どこで補助的に基準を差し込むのかとかであったりとか。そういった所で文章を作る時に、どこで覚えた基準が使えるのかっていうところを早めに感覚として認識しておいた方が、自分が定義を覚える時にも進めやすいですし、暗記もかなりそれのお陰で進んだ様に感じています。暗記方法については、正直全員同じで、地道に覚えるしかないのかなと思ってるんですけども、僕がやったところで言うと、一日のうちに覚えている基準に触れる機会を増やすという所を意識的に取り組んでました。まず何とかサラで覚えて喋れるようになった後、5,10分とか1時間後3時間後とか、半日後次の日というかたちでスパンをかなり短くして自分で基準に触れていって、忘れていないかというチェックを進めてました。使っていた教材は、アクセスα、答練。TACが提供しているものなんですけども、そちらを中心とさせてもらって、本当は特攻ゼミと呼ばれる100問くらい問題がついている問題集を完璧にしたかったんですけども、正直社会人受験生ではかなり時間が足りなかったので、C難易度という所まではたどり着かずにB論点の所までを使用させてもらって、合計で70問から80問くらいをアウトプットの教材として使ってました。鑑定理論としては、以上です。」

丸山「短答を終わった後の鑑定理論の状態って肌感覚で基準の暗記ってどれくらい出来てたって感じがする?」

C「私自身、本当に恥ずかしいんですけども、多分5%くらいしか覚えてなくて。丸山さんの所にパーソナルトレーニングに入ったのがちょうど一年前くらい。2020年の9月とか8月だったかなと思うんですけども、短答式が受かったっていう所が分かってから丸山さんの所に連絡させてもらいました。その時に覚えていたのが、正常価格と最有効使用と更地の定義くらいしか覚えてなくて。他は全て覚えていないという状態でしたね。」

丸山「そこから一年かけて論文書ける所までいって、当然社会人受験生なので全部は網羅出来なかったと思うんだよね。その中で、全体で言えばまずどのくらいまで暗記したかなっていうのはある?」

C「場所によって100%覚えたところと30%ぐらい再現できるものにあるんですけども、全体で言うと6割覚えたかななんて言うのが肌感覚であります。」

丸山「その6割の中には、さっき言った様に100(%)の部分もあれば30(%)の部分もあって、全体を均すと60(%)と。」

C「そうですね。留意事項も含めて6割ってう感覚です。」

丸山「最近の本試験問題って、基本的な問題が多いじゃん。特に基準を書かせる問題が多いと思うんだけど。」

C「今年度もそうでしたね。」

丸山「基本的には6割覚えてれば戦えるかなって感じ?」

C「今年度に関しては、かなり基本的な所を書かせていたので6割で足りたんですけども、通常であったりとか普通に鑑定理論を得意科目、点数を稼ぐ科目として認識している人だと、6割だと足りないと思っています。」

丸山「7割くらいかな、必要なのは。」

C「そうですね、7割から7割5分くらいは通常だと必要かなと思っています。」

丸山「答練の時って何点くらいだったっけ?」

C「答練は、前半は20~25(点)くらいを彷徨っていて、後半の直前答練とか模試は25~30(点)調子良い時は、35(点)とかですかね。」

丸山「それでも6割取れない時期もあったっけ?後半でも。」

C「後半だとあまりなかったかな、直前答練に入ってから30(点)あんまり切ってないかと。」

丸山「じゃあ、30~35(点)くらいを絶えず取ってたって感じかな?」

C「そうですね。」

丸山「じゃあどういう風にやったら鑑定理論は論文が書けるようになりますか?」

C「まずベースラインとして、暗記は必ずしておくっていう所はどこの学校であったりとか勉強方法でも言われていると思うんですけども、その中でもアウトプットとして答練であったりとかその他の模試とかを通して、きちんと問われている所に回答を書く。返事を書くというか答えを書くという所を意識してその力が付かないと論文試験では点数が乗ってこないかなと思います。」

丸山「じゃあ鑑定理論は、みんなが言う基準の暗記をやって、答案構成をやっていく中で問われている問題が何かを認識して書けるようにすると。こうしないと、逆に言えば点は付きませんよという事で良いかな?」

C「そうですね、暗記だけしてても付かないので。きちんと暗記したものをどこのタイミングでアウトプットするであったりとか、どのタイミングで使った方が点数が付くかっていう所を意識しておかないと本番であったりとか答練でちゃんと点数が付かない勿体ない形になるかなと思います。」

次回へ続く


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【2021年論文合格者2人が登場】(3/8)演習・民法の勉強方法を伝授!


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