【実務修習者必見】現役鑑定士が令和2年度合格者にインタビュー/実務修習の準備・費用・注意点を解説してもらいました!

この記事では令和2年度の実務修習に合格された井上さんにインタビュー形式にて様々なご質問をさせていただきました。
これから実務修習を受ける方の参考になりますと幸いです。
なお、当記事は約2,500字ありますので、約5分(500文字1分で計算)で読み終えます。

それではどうぞ!(^o^)/~~~

以下、時間がない方へ(書き起こし内容)

丸山:いくつか質問したいんですけども、口頭試問で準備する事はありますか?

井上:見れるのであれば、実際指導を受けている先生の事務所・鑑定会社の評価書であったり、要説や実務指針を見たり、修習テキストの更地から各類型ごとに章立てて構成されているので、そこをしっかり読んで注意しながらやること。
あと修習の手引が配られるので、どういう事をすると減点か、一発非認定か、ということを認識すること。くれぐれも「そこは指導鑑定士の先生が見てくれているから大丈夫」と思わずに自分でもケアレスミスがないようにポイントを抑えていくのが良いと思います。

丸山:非認定の要件、各類型の評価先例を見て、イメージしておくと良いという事ですね。

井上:当然、先例をそのまま引用するのは駄目なので、あくまでも形だけ見るようにすることですね。あと、注意点も手引に書いてあるので、思わぬ所で減点されないように、後々面接で指摘されないように注意することですね。

丸山:費用はおいくらかかりましたか?

井上:鑑定会社に務めている方と鑑定士で違いまして。私は、協会に支払う基本演習4回分の料金と、指導鑑定士の方にお支払する料金を合計して120万くらいです。

丸山:(私達の時と)大きく変わってないんですね。

井上:鑑定会社に務めている方は会社が負担してくれるので、自己負担ゼロかと思います。

丸山:合格率について話をしたいんですけど、今回140人くらい受けられていて、何人登録できたんですか?

井上:今回、再考査前の合否で100人。72%くらいですね。残りの人は、もう一回チャレンジが与えられている方とそうでない方もいる状況ですね。去年か一昨年は80数%でしたね。

丸山:今年は合格率下がったんですね。

井上:はい。下がった原因ですが、個人的にはマークシートの難易度かと思うんですよね。

丸山:合格者は出すけど、実務修習は少し厳しくするという話を噂で聞いたので、そういう事かもしれませんね。

井上:落ちてる人はそれなりにいるので、その傾向はあるかもしれませんね。

丸山:修習をして、困った事・失敗談はありますか?

井上:特段、失敗ややらかした事はないんですが、コロナの影響で役所・図書館が閉まっていて調査が不十分だった事ですね。大きい図書館に行って地図とか調べたい事があっても国立図書館が閉まっているとか、役所が空いていないとか、調査がズムーズにいかなかった事です。

丸山:井上さんは鑑定歴未経験じゃないですか。ご自身で税理士になり事務所を開業をされていますが、全くの未経験でも修習機関に行けばカバーできますか?

井上:最初は大変で、更地とか基本類型から始まり時間はかかってたんですけど、都度先生に指導を受けたり疑問点を解消しながら進められたので出来ました。
後は慣れですね(笑)件数を重ねて行くうちに更地の部分がスムーズにいったり、複合不動産や賃料評価では初めての事でその都度悩みながらやってました。
ただ、最初に感じていたほどの不安はなくなりましたので、やっていくうちに慣れていくと思います。

丸山:そこは、慣れで解消できるってことですね。

井上:個人的には、しっかり時間を取って向き合っていけば慣れていくと思います。

丸山:修習中に一番嬉しかった事はなんですか?

井上:提出前に指導の先生に見てもらうんですが、クオリティは高いので大丈夫ですよ。と、先生から高評価いただけた事が自分も頑張って良かったなと。小学生の時みたいに先生に褒められると嬉しい感覚と同じですね。最終的に実務家になったら、評価書を説明してお客さんに喜ばれたら・・・税理士もそうですけど、説明をして見てもらう人に嬉しいコメントを言ってもらえたら嬉しいですね。面接試験で問題点とか指摘されるんですけども、ここまでやった事に対して素晴らしいです。と、プロの方に認めてもらえた事が特に嬉しかったです。

丸山:最後にアドバイス、注意点はありますか?

井上:1つは、形式的な提出期日を守る事。
2つ目は記述試験が難しくなり合格率が下がってきているので、できるだけ早くから修習のテキストや実務試験を読み込んでもう一度気を引き締めて勉強をすること。
3つ目は面接試験は直前で対策しても出来る事は限られているので、提出する自分の評価書が題材になるのでケアレスミスがないようにする事ですね。提出時から面接が始まっているという感覚でやったほうが良いかなと思います。

丸山:ありがとうございます。私達の時とはと大きく変わってますね。手を抜いていた訳ではないですけども一夜漬けでカバーできてきた所が多かったんですよ。修了考査の口頭試問にしても、前日くらいに出した評価書を見直して、最後は突っ込まれても「すみません」で乗り切ろうみたいな戦略だったんですよね。今日はお時間いただきましてありがとうございました。

井上:とんでもないです、お疲れ様です。ありがとうございました。

以上が今回の動画になります。ありがとうございました。(次回へ続く)


⬇︎⬇︎⬇︎井上先生の過去動画⬇︎⬇︎⬇︎

【不動産鑑定士】 176/税理士×鑑定士(実務修習中) 井上先生〈1/2〉/経歴、キッカケ、勉強方法

【不動産鑑定士】 177/税理士×鑑定士(実務修習中) 井上先生〈2/2〉/オリジナル教材、会計学の勉強方法


丸山不動産鑑定事務所は、<神川県横浜市>で開業した不動産鑑定事務所です。

県内では最年少の開業者ですので、お客様の事情に応じて迅速かつ丁寧な対応が可能です。

最近ではYouTuberとしてデビューさせていただきました(笑)

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メールの場合:mail@maruyama-res-office.jp

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